芸術分野で日本とスイスの文化交流に多大な貢献をしたとして、チューリヒ大学のハンス・ビャーネ・トムセン教授(60)に13日、旭日小綬章が贈られた。
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トムセン氏は京都市左京区生まれ。9歳まで日本で暮らし、両親の出身国のデンマーク、その後米国での生活を経てスイスに移住。専門は東アジア芸術史で、2007年から現職。
2009年以降、スイスにある美術館所蔵の日本美術工芸品を積極的に紹介するプロジェクトを続けているほか、2017年にはチューリヒで三笠宮彬子さまを講師に迎え、日本美術に関する講演会を開いた。これらの功績が評価され、外国人叙勲を受けた。
トムセン氏はまた、スイス国立博物館で開催中の「日本のハイジ」展を中心となって企画、実現させた。
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伝達式には関係者ら40人が出席。一方井克哉(いっかたい・かつや)臨時代理スイス大使がトムセン氏に勲記と勲章を伝達し「学術的な観点から日本とスイスの相互理解促進に多大な貢献をしてくれた」とたたえた。
トムセン氏は「このような勲章を頂けたのは一緒に仕事をしてきた同僚、そして才能あふれる学生たちが支えてくれたおかげ」などと感謝の言葉を述べた。
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