サッカーワールドカップ、スイス8強ならず「酷い試合」国内紙が批判

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パブリックビューイングで、試合を見守るスイスのファンたち Keystone

サッカーのワールドカップ(W杯)は4日、決勝トーナメントが行われ、スイスはスウェーデンに0-1で敗れ、64年ぶりの8強入りを逃した。戦術、気迫に欠けた代表のプレーにファンも失望した様子で、スイスのメディアは「ひどい試合だった」とこきおろした。

このコンテンツは 2018/07/04 10:14

試合が始まる前、メディアをにぎわせていたのは両国が「いかに似ているか」ということ。「米国人はスウェーデンとスイスの区別が付かない」というジョークめいた記事もあった。一方、試合が終わってみると、ソーシャルメディアにあふれたのは「過去最低レベルの試合」というファンの失望の声だった。

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スイスの戦いぶりは、FIFA世界ランク6位とは到底言えないものだったし、過去25戦でわずか1敗という成績にもふさわしくない内容だった。後半21分、スウェーデンのエミル・フォルスベリがペナルティーエリア端の正面からシュートを打つ。GKヤン・ゾマーがボールに反応したが、DFマヌエル・アガンジの足に当たってコースが変わり、ボールはそのままゴールネットに吸い込まれた。

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ゾマーは「がっかりしている。本当につらい」と試合を振り返り「大きなチャンスだった。それなのに今はロッカールームに座っている。全てをかけてきたものが手の中から消えてしまった」と肩を落とした。

スイスの無料夕刊紙ブリックは「チームの化けの皮がはがれた」という見出しで、スポーツ部門の編集長が自ら「ワールドカップのラウンド16で敗北を喫することは誰でもあるが、あのような負け方ではいけない」とこき下ろした。

同紙はまた、スイス代表が「これまで以上に才能、ポテンシャル、レベルを持ったチームなのに、この試合ではそれがちっとも見られなかった。臆病なプレー、そしてアイデアのかけらもない試合運び。これまでに行われた最低レベルのラウンド16のゲームにも届かない内容だった」と批評。「原点に立ち戻り、何が足りなかったかを考えなければならない」とした。

スウェーデンに敗れ、肩を落とすスイス代表の選手たち Keystone

スイス代表のヴラディミル・ペトコヴィッチ監督は試合後のインタビューで、選手たちのスピードが遅く、感情がこもっていなかったと語った。監督は「スウェーデンは自らの得意とすることを正確に行った。我々を負かすには十分だった。我々はもっと良いプレーをするべきだったが、勝つには力不足だった。私たちのチームは流動性に欠け、途中で立ち往生してしまった」と振り返り「自らの感情が裏目に出た」と敗因を語った。

>>ペトコヴィッチ監督、ゾマー、ベラーミらの試合後インタビュー(SRF、独語) 

スイス代表はラウンド16に進出した過去大会でもスコアレスで敗退している。

(英語からの翻訳・宇田薫)

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