
1杯のウイスキーに110万円 中国人観光客が舌鼓

スキーリゾート地サン・モリッツにあるホテルのバーで、1878年製造の未開封のビンテージウイスキー、ザ・マッカランのボトルが開けられた。グラス1杯の値段は何と9999フラン(約110万円)。注文したのは中国人の男性観光客で、130年ものの味わいに舌鼓を打った。
マッカランの大ファンであるこの男性はほかの中国人観光客と一緒に、ホテル「ヴァルトハウス・アム・ゼー」のバーを訪れ、大好きなマッカランのビンテージものを注文した。同ホテルは、世界最大のウイスキーコレクション(2500本)を持つホテルとしてギネスブックに掲載されている。
注文を受けたホテルオーナーのサンドロ・ベルナスコーニさんは、古いコルクが崩れないように慎重にボトルを開け、グラスに注いだ。男性は、130年たっても色あせないマッカランの味わいに驚いていたという。1878年製造のボトルは、未開封のものとしては世界で最後の1本だった。

味見したベルナスコーニさんは、「ポートのノートを携えた古いコニャックのような香り。舌の上でとろけた後にシェリーの甘みが広がる」と話した。

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(英語からの翻訳・宇田薫)

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