2019年ロカルノ国際映画祭で金豹賞を受賞したペドロ・コスタ監督(右)と、最優秀女優賞に選ばれた主演のヴィタリナ・ヴァレラ
Keystone / Urs Flueeler
スイスで開かれた第72回ロカルノ国際映画祭で17日、最優秀賞の金豹賞にペドロ・コスタ監督(ポルトガル)の最新作「Vitalina Varela(ヴィタリナ・ヴァレラ)」が受賞した。コンペティション部門には深田晃司監督の「よこがお」がノミネートされていたが、受賞はならなかった。
このコンテンツが公開されたのは、
最終日の同日夜、閉幕作品として黒沢清監督・前田敦子主演の「旅のおわり世界のはじまり」が8千人を収容する欧州最大の野外スクリーンで上映され、観客から大きな拍手を浴びた。
おすすめの記事
おすすめの記事
「旅のおわり世界のはじまり」黒沢清監督、ロカルノで前田敦子への「愛」語る
このコンテンツが公開されたのは、
2019年ロカルノ国際映画祭は17日、閉幕作品として黒沢清監督の「旅のおわり世界のはじまり」を上映した。同映画祭芸術監督のリリ・アンスタン氏から「現代で最も偉大な映画監督の1人」と敬愛を受ける黒沢監督。主演の前田敦子とともにロカルノ入りし、スイスインフォのインタビューで俳優・前田敦子の魅力、主人公の葉子に投影した日本人像などについて語った。
もっと読む 「旅のおわり世界のはじまり」黒沢清監督、ロカルノで前田敦子への「愛」語る
7~17日の期間中、約15万7500人が来場。昨年よりわずかに増加した。
今年から映画祭の芸術監督を務めるリリ・アンスタン氏は、今回の成果を「とても満足している。ロカルノには最高の観客がいる。そんな人たちに、私たちが選んだ映画を上映することができ、とても光栄に思う」と語った。
銀豹賞には、ダミアン・マニヴェル監督(フランス)の「Les enfants d’Isadora」が選ばれた。最優秀男優賞は「A Febre」(ブラジル)主演のレギス・ミルプ、最優秀女優賞は「Vilatlina Varera」のヴィタリナ・ヴァレラ。
おすすめの記事
ジュネーブ国連職員約500人が予算削減に反対するデモ
このコンテンツが公開されたのは、
メーデーの1日、ジュネーブで国連欧州本部職員500人近くが国連の緊縮財政に反対する異例のデモ活動を実施した。
もっと読む ジュネーブ国連職員約500人が予算削減に反対するデモ
おすすめの記事
バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ
このコンテンツが公開されたのは、
5月11~17日の欧州国別対抗の音楽祭「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト(ESC)」開催中、バーゼルでは「カラオケ・トラム(路面電車)」が運行する。ビンテージ車両で90分間かけて街を走る間、乗客は無料で歌い踊ることができる。
もっと読む バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ
おすすめの記事
ジャッキー・チェンさんに名誉豹賞 ロカルノ映画祭
このコンテンツが公開されたのは、
第78回ロカルノ国際映画祭で、香港出身の俳優ジャッキー・チェンさん(71)に生涯功労賞である「名誉豹賞」が贈られることが決まった。
もっと読む ジャッキー・チェンさんに名誉豹賞 ロカルノ映画祭
おすすめの記事
グミベアが躍る「ロボケーキ」大阪・関西万博スイス館で展示
このコンテンツが公開されたのは、
動くクマのグミ、チョコレート味の電池――大阪・関西万博のスイス館では、ロボット工学者とパティシエ、ホテリエが合作した「ロボケーキ」が展示されている。
もっと読む グミベアが躍る「ロボケーキ」大阪・関西万博スイス館で展示
おすすめの記事
スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール
このコンテンツが公開されたのは、
日本を公式訪問中のスイスのイグナツィオ・カシス外相は22日、2025年大阪・関西万博のスイス・ナショナルデーのオープニングセレモニーに出席し、結束と対話を呼びかけた。
もっと読む スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール
おすすめの記事
フランシスコ教皇死去、スイス大統領が哀悼
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのカリン・ケラー・ズッター連邦大統領は、21日死去したローマ教皇フランシスコに哀悼の意を表した。
もっと読む フランシスコ教皇死去、スイス大統領が哀悼
おすすめの記事
WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任
このコンテンツが公開されたのは、
世界経済フォーラム(WEF)は21日、創設者で会長のクラウス・シュワブ氏が同日付で辞任したと発表した。
もっと読む WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任
おすすめの記事
スイス外相、日本と中国を訪問
このコンテンツが公開されたのは、
イグナツィオ・カシス外相は日本と中国を公式訪問する。
もっと読む スイス外相、日本と中国を訪問
おすすめの記事
TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
このコンテンツが公開されたのは、
米誌タイムズの「2025年最も影響力のある100人」に、弁護士コーデリア・ベール氏がスイス人女性では唯一ランクインした。ベール氏は気候訴訟で異例の勝訴判決を勝ち取った人物だ。
もっと読む TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
おすすめの記事
ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス小売大手のミグロ(Migros)は14日、アッペンツェル・アウサーローデン準州ヘリザウにある1店舗を年中無休化すると発表した。
もっと読む ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
続きを読む
おすすめの記事
「旅のおわり世界のはじまり」黒沢清監督、ロカルノで前田敦子への「愛」語る
このコンテンツが公開されたのは、
2019年ロカルノ国際映画祭は17日、閉幕作品として黒沢清監督の「旅のおわり世界のはじまり」を上映した。同映画祭芸術監督のリリ・アンスタン氏から「現代で最も偉大な映画監督の1人」と敬愛を受ける黒沢監督。主演の前田敦子とともにロカルノ入りし、スイスインフォのインタビューで俳優・前田敦子の魅力、主人公の葉子に投影した日本人像などについて語った。
もっと読む 「旅のおわり世界のはじまり」黒沢清監督、ロカルノで前田敦子への「愛」語る
おすすめの記事
ロカルノ映画祭開幕 黒沢清監督作品は欧州最大スクリーンで上映
このコンテンツが公開されたのは、
ロカルノ映画祭外部リンクには、欧州の映画作品だけでなく、西欧文化圏以外の作品も厳選して上映するという長い伝統がある。今年の映画祭はその伝統に忠実でありながらも、驚きや変化に富む。広く受け入れられるテイストを取り入れつつも…
もっと読む ロカルノ映画祭開幕 黒沢清監督作品は欧州最大スクリーンで上映
おすすめの記事
ロカルノ国際映画祭、新芸術監督にフランス人女性
このコンテンツが公開されたのは、
ロカルノ国際映画祭の芸術監督、カルロ・シャトリアン氏(46)の後任に、フランス人女性のリリ・アンスタン氏(41)が選ばれた。
もっと読む ロカルノ国際映画祭、新芸術監督にフランス人女性
おすすめの記事
2019年ロカルノ国際映画祭はどうなる? 新芸術監督アンスタン氏語る
このコンテンツが公開されたのは、
ロカルノ国際映画祭が新しい芸術監督を迎えた。昨年12月1日付で就任したリリ・アンスタン氏、42歳。スイスで最も権威ある映画祭の名声を維持するという大きなチャレンジに挑む。映画祭の今後の展望をスイスインフォに語った。
もっと読む 2019年ロカルノ国際映画祭はどうなる? 新芸術監督アンスタン氏語る
おすすめの記事
マッジョーレ湖の水位をめぐるイタリアとスイスの対立
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのティチーノ州とイタリアをまたいで広がるマッジョーレ湖は、湖の南端が位置するイタリアが水位を管理している。当初はスイスとイタリアによる管理委員会が設けられる予定だったが、事実上そういったものは存在しない。先ごろイタリアが「湖の水位を上げる」と一方的に決定したことを受け、スイス当局との対立が表面化している。
もっと読む マッジョーレ湖の水位をめぐるイタリアとスイスの対立
おすすめの記事
ロカルノ国際映画祭、より多くの女性監督に活躍期待
このコンテンツが公開されたのは、
スイス南部で開催中のロカルノ国際映画祭は5日、映画界でジェンダー平等を目指す文書の調印式を行った。同映画祭は今後、女性監督による映画作品をより多く取り上げることになる。
もっと読む ロカルノ国際映画祭、より多くの女性監督に活躍期待
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。