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世界の野獣

写真家チャールズ・フレガー氏は、スイスを中心に欧州18カ国で、野獣や木、神などに扮した人たちを探しフィルムに収めるという企画を開始。1975年、仏ブールジュ(Bourges)に生まれたフレガー氏は、ヨーロッパの有数な、若き写真家の一人だ。

人が野獣に変装する儀式は、何百年にもわたり各地で受け継がれている伝統だ。この儀式では、季節の変化を祝い、生や死をあがめる。今日では、謝肉祭(カーニバル)や、クリスマス前に行われる待降節で見ることができる。コスチュームには悪魔やオスのヤギを表したもの、オス豚、熊、死に神などをまねたものが多い。また、お面をかぶったり、角や鈴を身につけたりするほか、動物の毛皮や骨、さらにはワラや松の枝を使った衣装がある。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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