スイスで動物・人体実験禁止の是非を問う国民投票が2022年をメドに行われることになった。
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18日に政府に申請されたイニシアチブ外部リンク(国民発議)は、研究開発に伴うあらゆる動物実験、人体実験を禁止するほか、これらの実験を経た製品の輸入禁止を求めている。イニシアチブの発起人らが必要な署名10万筆を超える12万4千筆を集めた。
イニシアチブはスイス東部ザンクト・ガレンの市民らが2017年に提起。80の企業・団体、左派の社会民主党、緑の党が支持している。
国内の大学などでつくるSwissuniversities外部リンクとスイス科学財団外部リンク(SNF)は反対を表明。動物実験を拷問・犯罪とみなして禁止する同イニシアチブが可決されれば、国の医学研究が妨げられると主張している。
連邦内務省食品安全・獣医局外部リンクによると、スイス国内の動物実験は「代替手段がない」場合のみ可能。2017年、国内の動物実験で使われた動物は61万4581匹で、前年に比べ2.4%減少した。マウスが全体の3分の2を占めた。
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