新型コロナウイルスに伴う政府のロックダウン緩和策で、レストランを含む観光施設が6月にも再開する可能性が浮上した。
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シモネッタ・ソマルーガ連邦大統領、ギー・パルムラン経済相、アラン・ベルセ内相は26日、観光業界の代表者と会談した。
ソマルーガ氏は5月中旬までに、観光業界と連携して緩和に向けた選択肢を検討すると述べた。
ソマルーガ氏はドイツ語圏のスイス公共ラジオ(SRF)に「多くの選択肢がある。国内でいつ長期休暇が楽しめるようになるのか、それを知ることは国民にとってとても重要だと思う」と話した。
会合では、夏のシーズンは観光にとって非常に重要だという認識で一致。ただし人と人の間に2メートルの距離を空ける、手洗いなどの衛生対策といった政府の措置と営業再開を両立させるための方策が必要だとした。
経済省経済管轄庁(SECO)のエリック・ヤコブ氏は27日の会見で「観光はスイスにとって重要な経済的要素であるだけでなく、感情的な要素もある。国民は次の休暇を楽しみたい、と思っている」と述べた。
ヤコブ氏は、今年7~8月に観光産業がコロナ禍前の状態に戻ることは考えにくいとコメント。国外の観光客はスイスへの旅行を避ける可能性が高いからだという。
SECOによると、政府と観光業界の次回協議は5月末に予定されている。
国内の観光セクターは18万人以上が働き、国内総生産(GDP)の約3%を占める。
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