
スイスのマウラー財務相、年末で辞任へ

スイスのウエリ・マウラー財務相(71)は30日、2022年末で退任すると表明した。
同日ベルンで開いた記者会見で発表した。
保守・右派のスイス国民党(SVP/UDC)に所属する同氏は、2009年に連邦内閣に入った。連邦内閣は定員7人で、1年ごとの輪番で大統領職を兼任する。
当初は連邦国防・国民保護・スポーツ省(VBS/DDPS)を担当。2016年から財務省(EFD/DFF)を担当している。
現閣僚の中で在職歴が最も長いマウラー氏は、記者会見で「半分笑い、半分泣きながら」退任すると語った。「特別なチーム」との別れを惜しむ一方、今後を楽しみにしていると話した。
「連邦内閣での14年間を含め、40年以上政治に関わってきたが、この仕事を心から楽しんできた」。一方で「普通のウエリ」に戻り、私生活を楽しむことも楽しみにしているという。
英語からの翻訳・ムートゥ朋子

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