2022年、チューリヒで同性婚をしたカップルの3分の2が男性同士だった
© Keystone / Ennio Leanza
スイスで同性婚が合法化されてからの6カ月間で、749組のカップルが結婚した。また2234組がパートナーシップ登録から法定婚に切り替えた。
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スイスでは2021年の国民投票で、同性婚を合法化する民法改正案が64%の賛成で可決され、2022年7月1日に法律が施行された。
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それ以前は、法定婚に準ずる権利が得られるパートナーシップ登録しかなかった。
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結婚
スイスでは18歳以上の人に結婚する権利があり、同性婚も合法だ。
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連邦統計局の発表によると、2022年に結婚した同性カップル749組のうち、半数強(394組)が男性だった。地域別では、3分の2がチューリヒ、ジュネーブがあるレマン湖周辺、首都ベルン周辺だった。
パートナーシップ登録から法定婚に切り替えたのは男性カップルの方が多く、全体の約60%を占めた。
性別の変更
連邦統計局は、2022年に戸籍上の性別を変更した人の数も公表。1171人が戸籍役場で性別変更を申請した。女性よりも男性が53%とわずかに多かった。また、半数以上が15~24歳だった。
2022年1月1日以降、スイスに居住する人で、戸籍上の性別を変更したい人は、裁判所に出向く必要がなくなった。性的マイノリティであるトランスジェンダーとインターセックスの人々は、戸籍役場で直接、名前と性別を変更できるようになった。ただ法律上の性別は、男性と女性の2つしかない。
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英語からの翻訳・宇田薫
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