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チューリヒ動物園でグレビーシマウマの赤ちゃん誕生 絶滅危惧種の繁殖に成功

グレビーシマウマ
グレビーシマウマはシマウマの中で最も体が大きく、肩高は約1.6m、体長は最大3mに達する Keystone-SDA

スイスのチューリヒ動物園で、絶滅の危機にあるグレビーシマウマの赤ちゃんが初めて誕生した。10月初めにオス2頭が生まれ、3頭目も間もなく期待されている。

動物園が21日に発表した。最初のグレイビーシマウマは今月4日、13カ月の妊娠期間を経て生まれた。その2日後には、別の雌も無事に出産した。動物園によると、いずれの出産も順調で、母子ともに健康状態は良好だという。

3頭目の誕生も近い。3頭の父親は、昨年夏にポルトガル・リスボンの動物園からチューリヒに移されたグレビーシマウマ「ラシディ」。生まれた赤ちゃんはおよそ1週間半、厩舎の静かな環境で過ごした後、現在は動物園の「レワ・サバンナ」エリアで一般公開されている。

園長のゼヴェリン・ドレッセン氏は「チューリヒ動物園で初めてのグレビーシマウマの誕生をうれしく思う」とコメントした。今回の繁殖成功は、この希少種の保護に向けた重要な成果だという。

シマウマはウマ科に属し、主にグレビーシマウマ、サバンナシマウマ、ヤマシマウマの3種がある。グレビーシマウマはシマウマの中で最も体が大きく、肩高は約1.6m、体長は最大3mに達する。フランスの元大統領ジュール・グレビー氏にちなんで名づけられた。

現在、野生の個体数はケニアとエチオピアの乾燥地帯におよそ2500〜3000頭とされ、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「絶滅危惧種」に指定されている。狩猟や生息地の減少が深刻な脅威となっている。

英語からのGoogle翻訳:大野瑠衣子

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