グリーンランド産の金、スイスへの輸出量が急増 田中貴金属子会社が精錬
ドナルド・トランプ米大統領が領有に意欲を示すデンマーク領グリーンランドが大きな注目を集めているが、同国の金(ゴールド)輸出への注目度は低い。スイスはグリーンランドからの新たな輸入ルートを開拓し、世界有数の金取引・精錬拠点としての地位を強化している。
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ドイツ語圏の日曜紙ゾンタークス・ツァイトゥング紙が18日の記事で引用した連邦税関・国境警備局(FOCBS)のデータによると、2025年のスイスのグリーンランドからの金輸入額は1800万フラン(約35.9億円)と、前年のゼロから急増した。
背景には技術的・地理的な理由がある。
スイス貴金属生産販売協会のクリストフ・ヴィルト会長は同紙に「グリーンランドには独自の精錬所がないため、金はスイスに輸出される」と語った。
同紙によると、グリーンランド唯一の金鉱山ナルナクは世界有数の埋蔵量を誇る。2004年に採掘が始まったが、国際的な金価格の高騰に伴い何度か中断された。カナダのアマロック・ミネラルズが2024年末に採掘を再開し、全量をスイスの精錬会社メタロー(田中貴金属の100%子会社)に輸出している。
2025年までに合計約200㎏に原料金が輸出され、インゴットやその他の高純度の完成品に加工・変換された。
グリーンランドからの輸入増は新たな金源としては重要な意味を持つものの、スイスの金取引量全体に照らすと微々たるものだ。スイスは2025年に米国向けだけで550t以上、460億フラン相当を輸出している。
英語からのGoogle翻訳・追記:ムートゥ朋子
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