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もぐもぐスイス味 その8 — モモヨ隊員とルツェルンの郷土料理 —

(swissinfo.ch)

スイスの観光を代表するルツェルンに、パイの郷土料理がある。土地の方言で「ルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテ ( Lozärner Chügelpaschtete ) 」だ。

クリスピーなこのパイ料理がお目当てなら、お勧めレストランはルツェルン劇場のそばにある、ショッピングモール内の「ヴィルツシャフト・ツル・エンテ ( Wirtschaft zur Ente ドイツ語で「カモ店」の意味) 」である。

 太陽のさんさんと照る土曜日の昼近く。ルツェルン湖畔には青空市場が立っていた。色とりどりの野菜や果物のほか、それらの苗も売っている市場をじっくりと見学すると、お腹も十分減ってくる。ここから数十メートル歩くと、ルツェルン観光局に紹介された店がある。薄いブルーの逆三角形を背景に赤い文字でカモを意味する「Ente」がアレンジされたマークが、店のトレンディさを象徴しているようだ。

クリームたっぷりのパイ料理

 アールデコ調のランプが天井から吊られ、店の入り口での期待を裏切らない内装。バーが併設され、小洒落たカフェ風レストランである。客層も、静かだが楽しそうに会話する落ち着いた人たちが多い。

 トレンディな雰囲気に思わず注文したのはスターター。ガーリックバターを付けて焼いたトーストが万能ネギで彩りされている。これに白ワインのグラスを傾けるなら最高だろう。本日試食するルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテは、ホワイトソースに絡まった小さな肉のすり身のボールとマッシュルームが、小型の丸いパイの中に入っているルツェルンの郷土料理だ。

 パシュテーテは大、小と大きさが選べるが、大だとクリームソースとすり身のボールが多少あふれ出ているといった程度の違い。添え物は蒸し野菜各種、ライス、パスタ、フライドポテトの中から好きなものを選べる。

 熱いお皿に載っているパシュテーテは、クリームで程よく柔らかくなった部分とクリームの染み込んでいない部分のクリスピーさの組み合わせが絶妙だ。

 わたしたちが添え物の選択に迷っていても、微笑みを絶やさないウエーターや、「お口に合いましたか。他になにか、ご注文はありますか」と声をかけるウエートレスのタイミングも申し分なく、料理、サービス共に好感度が高い。

・・・でモモヨ隊員は

 「なんだか、明るくってリゾートのカフェみたいなとこですねえ」
2人してスタスタ入店。今まで入ったお店の中で一番気軽に入れる感じ。ワシはこの店の常連や、というタイプのおじさまも見当たらない。スタスタ入ったところで本日のパイ料理を注文する。聞けばパイ+クリームソース料理で複雑なのだ。

 大盛版はソースたつぷり、パイからあふれてますとのこと、そちらにしてもらう。あふれ出たクリームソースをパスタで頂こうと付け合せにはきしめん風パスタのタリアテッレを選ぶ。

 あーきたきた。きれいねえ。今までのスイスご飯のどの皿よりもおめかし。やっぱり( 御 ) パイ料理だけあるわ。折込みパイがサクサク香り高くて・・もぐもぐ、トロリのソースが染みたところもいいわね、もぐもぐと隊長と確認しあう。

 女性好み ( 断定 ) の軽やかなよろしくも気軽な一品。惜しむらくは、大盛りソースタップリのとこ、もうちょっとタップリにして欲しかったなあ。タリアテッレ余ってしまったもの。

主観塩度2

swissinfo、佐藤夕美 ( さとう ゆうみ ) & モモヨ

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カモ屋 ( Wirtschaft zur Ente )

住所 : Buobenmatt 2, 6003 Luzern 
電話 :  +41 41 210 83 77 Fax +41 41 210 21 75
予約 :  特に昼食と木・金曜日の夕食は必要
時間 : 月〜土 9時半〜零時半
 食事は月〜金曜日は11時半〜14時と17時から23時半まで。土曜日は11時半から23時半まで。日曜祭日は休業 ( オフィシャルサイトはない )

メニュー :  ルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテ大 21.50フラン ( 約2150円 ) 、ミックスサラダ 6.80フラン ( 約680円 ) 。このほか、スターターにガーリックバターのトースト、5フラン ( 約500円 ) がお勧め

予算 : 2人で、ミックスサラダ、アスパラガスのクリーススープ、ルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテ大皿、小皿。ミネラルウォーター、コーヒーなど注文し、約80フラン ( 約8000円 )

行き方 : ルツェルン駅中央口を出て、すぐ左折。ルツェルン湖を右手に見てカペル橋の袂 ( たもと) を過ぎてから、旧市街方向へ。ショッピングモール「Boubenmatt」内にある

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ルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテ

子牛の肉の細切れ、子牛の肉と豚肉のすり身のボールとマッシュルームを、クリームソースで和える。レモンで味付けするのがコツ。
これを丸くくり抜いたパイ製の入れ物に入れ、パイ蓋を載せて出来上がり。中身は季節に応じ、干しブドウ、グリンピースなどを入れ、肉を好みの肉に代えることもできる。

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主観塩度

1 普通 2 濃い味好み 3 血圧注意 4 チャレンジャー 5 死海風

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