The Swiss voice in the world since 1935

2018年スイスで地震が900回発生 但し大半は揺れを感じず

Geologist Corine Frischknecht points at seismograph lines
8月23日、スイス南西部ヴァレー(ヴァリス)州でマグニチュード3.2のスイスで最も強い地震が観測された Keystone

連邦工科大学チューリヒ校のスイス地震サービス(SED)は28日、2018年にスイスで900回を超える地震を記録したと発表した。そのうち揺れを感じる強さであるマグニチュード2.5以上の地震は3%未満(25回)だった。 

スイスで揺れを感じた最も強い地震は1月17日と2月1日に観測された。震源地は隣国オーストリアのクロスタータールで、いずれもマグニチュード4.1に達し、建物の外壁にひびが生じる程度のわずかな損傷を引き起こした唯一の地震だった。

スイスが震源地で最も強い地震は8月23日、ヴァレー(ヴァリス)州のダン・デュ・モークル近郊で観測された。マグニチュードは3.2で、揺れを感じた住民から約400件の通報がSEDに入った。地盤が緩いため揺れが増幅するローヌ渓谷からの通報もその中には含まれていた。 

全体として、2018年の地震活動は例年通りだった。スイスでは深刻な被害をもたらすマグニチュード6以上の地震はまれで、50~150年に1回発生する程度という。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

庭園

おすすめの記事

ルツェルンのラフマニノフ別邸の庭園が一般公開に

このコンテンツが公開されたのは、 スイス・ルツェルン州はロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフの別荘「ヴィラ・セナール」の庭園を15日から一般公開する。ルツェルン湖畔ヘルテンシュタインにあるこの邸宅に、ラフマニノフが1932~39年暮らしていた。

もっと読む ルツェルンのラフマニノフ別邸の庭園が一般公開に
米中協議を終え、記者会見に臨むグリア氏(左)とベッセント氏

おすすめの記事

関税協議「スイス最前列に」、米財務長官

このコンテンツが公開されたのは、 ジュネーブで行われた貿易問題を巡る米中閣僚級協議の成功を受け、ベセント米財務長官は12日、「スイスは貿易協定締結の最前列に躍り出た」と語った。

もっと読む 関税協議「スイス最前列に」、米財務長官
スマートフォンの画面とそれを操作する手

おすすめの記事

スイス・ニトヴァルデン準州の小学校、スマホ禁止へ

このコンテンツが公開されたのは、 スイス中部ニトヴァルデン準州は5日、スマートフォンをはじめとするIT機器の小学校での使用禁止を発表した。授業目的や緊急時などを除き、全面的に学校でスマホが使えなくなる。

もっと読む スイス・ニトヴァルデン準州の小学校、スマホ禁止へ
バーゼルの路面電車

おすすめの記事

バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ

このコンテンツが公開されたのは、 5月11~17日の欧州国別対抗の音楽祭「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト(ESC)」開催中、バーゼルでは「カラオケ・トラム(路面電車)」が運行する。ビンテージ車両で90分間かけて街を走る間、乗客は無料で歌い踊ることができる。

もっと読む バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ
大阪・関西万博

おすすめの記事

スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール

このコンテンツが公開されたのは、 日本を公式訪問中のスイスのイグナツィオ・カシス外相は22日、2025年大阪・関西万博のスイス・ナショナルデーのオープニングセレモニーに出席し、結束と対話を呼びかけた。

もっと読む スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部