スイス、マドゥロ氏ら資産6.9億フランを凍結
スイスの銀行がこれまでに凍結したニコラス・マドゥロ大統領や側近の資産が総額6億8700万フラン(約1400億円)に上ることが明らかになった。
スイスのポータル「tippinpoint外部リンク」がスクープした内容を、スイス政府がスイス通信Keystone‐SDAに認めた。
連邦外務省の広報はスイス通信の取材に対し、凍結された資産の3分の2はベネズエラ法令に基づき、スイスでの刑事訴訟の一環として既に凍結されていたと述べた。残りの2億3900万フランは今年1月以降に凍結された。これにより、スイスのマネーロンダリング通報局(MROS)に報告された資産の全額が凍結されたという。
スイス連邦内閣(政府)は、スイスに置かれたマドゥロ氏とその関係者の資金の国外流出を完全に阻止することを目指す。MROSに報告された資産は、ベネズエラ法の指定する37人のうち21人に関連する。スイス政府は1月、現ベネズエラ政権メンバーは1人も予防的資金凍結の対象になっていないと発表した。
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資金の予防的凍結は、スイスの「外国の政治的に重要な地位にある者の不法資産の凍結及び返還に関する連邦法」(FIAA)を根拠とする。
スイス外務省は今年初め、資金が違法に取得されたことが判明した場合、その資金をベネズエラ国民に返還する意向だと発表した。
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スイスがマドゥロ氏の資産を凍結 なぜ?
ベネズエラのマドゥロ大統領は1月、首都カラカスで米軍の軍事作戦中に逮捕され、アメリカに連行された。麻薬テロの容疑でニューヨークで裁判を受けている。マドゥロ氏の後任として、デルシー・ロドリゲス氏が大統領に就任した。ロドリゲス氏はかつて、マドゥロ政権下で副大統領を務めていた。
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独語からのGoogle翻訳:ムートゥ朋子
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