ナビゲーション

ナビゲーションへ

グローバルメニュー

スイスの途上国支援   科学者との交流に未来を託す

スイス国立科学財団は中南米で住宅プロジェクトも支援している。

(nccr-north-south.unibe.ch)

スイス政府の科学技術政策に重要な役割を担う科学者組織が南北問題で奮闘している。

南北問題は、途上国の貧困がはじめからあるものではなく、開発・発展の機会を奪われ、先進諸国との格差を生む経済構造に組み込まれたことから端を発する、と考えられている。

経済のグローバル化で貧富の差がますます拡大し、先進国に対する途上国の不信感は根強い。スイスは「南」からの科学者に教育面で支援したり、科学者同士の交流を深めたりして、南北問題の解決に向け、大きく一歩踏み出した。

南北プロジェクト

 スイス国立科学財団は1952年に設立されて以来、長期的、戦略的視点から連邦政府の科学技術政策を担う「司令塔」の役割を果たしている。人文科学、生命科学など複数の専門分野にまたがる課題のうち、現在14のプロジェクトを立ち上げている。 

 南北問題もそのプロジェクトの1つ。テーマは天然資源やエコロジー、公衆衛生など多岐にわたるが、途上国が持続可能な開発ができることを主眼に置いている。 

 2001年にスタートした南北プロジェクトの予算は、最初の4年間で3,260万フラン(約28億円)にのぼる。同プロジェクトの中核は途上国科学者の教育支援だ、と責任者ハンス・フルニ氏は話す。 

 「途上国が抱える問題の1つは教育予算が極端に少ないことだ。エチオピア一国の教育予算はベルン大学の予算程度しかない。このプロジェクトを通じて、途上国の科学者や学生がチャンスを掴んでくれれば」とフルニ氏は語る。 

 南北プロジェクトには現在、スイスの他に、アジア、アフリカ、南米諸国からの科学者や学生を入れると、総勢375名が参加している。  

 スイス国立科学財団でプロジェクトの査定をするハイディ・ディッゲルマン部長は、「スイスの科学者と途上国の科学者との連携はうまくいっている」と自賛する。「これに途上国同士の交流が深まれば、おまけのボーナス付きだ」と話している。  


 スイス国際放送  ジャン・ミシェル・ベルソー   安達聡子(あだちさとこ)

補足情報

南北問題とは:

先進国と途上国との間の経済の構造的諸問題を指す。

インフォボックス終わり


リンク

Neuer Inhalt

Horizontal Line


subscription form

この外部リンク先サイトのコンテンツは、当該リンク先サイトの管理者にあるため、アクセシビリティに対応していない可能性があります。

ニュースレターにご登録いただいた方に毎週、トップ記事を無料で配信しています。こちらからご登録ください。

swissinfo.ch

この外部リンク先サイトのコンテンツは、当該リンク先サイトの管理者にあるため、アクセシビリティに対応していない可能性があります。

×