スイス公共放送協会(SRG SSR)国際部のSWI swissinfo.chは2022年から、国際公共放送ネットワーク「DG7(ディレクタージェネラル7)」の一員となる。DG7は、公的資金で運営する報道機関同士の協力向上を図るのが狙い。
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DG7は今月開かれた年次会合で、swissinfo.ch/SRG SSRをスイス代表機関として加えることを全会一致で可決した。swissinfo.chはインターネット上で月間約400万人に上る世界中の読者にニュースを届けている。
スイス公共放送協会のジル・マルシャン会長は「激動する国際情勢の中で、公共メディアは重要な役割を担っている」と言及。「このネットワークに参加することは、スイス公共放送協会が公共放送分野の主要事業者との協力関係を広げ、更に発展し、スイスの国際的なプレゼンスに貢献する新たな機会となる」とした。
現在のDG7メンバーは以下の通り。ABCオーストラリア、BBCワールドサービス、CBC/ラジオカナダ、ドイチェ・ヴェレ、フランス・メディア・モンド、NHKワールド・ジャパン、米グローバルメディア局(USAGM)。
加入機関は、ジャーナリズムの独立性、虚偽情報の防止、情報へのグローバルアクセス、編集・技術チームの保護、共通のデジタルプロジェクトや価値観の推進を図る。
swissinfo.chのラリッサ・ビーラー・ディレクター兼総編集長は「国外の他の公共サービスメディアと協力してこそ、コンテンツの到達度と認知度を高め、独立した質の高いジャーナリズムのためのスペースを確保し、増加する虚偽の情報に対抗できる」としている。
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