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パウル・クレー・センターの新しい試み

クリエイティブにパウル・クレーと親しむ。こども美術館のオープンアトリエはすべての人に門戸を開く ZPK

ベルンのパウル・クレー・センター(Zentrum Paul Klee)内にあるこども美術館「クレアヴィヴァ(Creaviva)」が、障害者を対象に活動枠を広げる。

このコンテンツは 2011/12/05 10:51
swissinfo.ch、外電

クレアヴィヴァはセンターの地下でオープンアトリエを開いているが、今回新たに、障害者にもできるだけ理想的な形で芸術に親しんでもらおうと「バリアフリーのクレー(Klee ohne Barrieren)」と題するプロジェクトを実施する。

クレアヴィヴァは職員を教育し、障害者ができるだけ自然な形でオープンアトリエに参加できるように準備を整えている。職員教育には専門の顧問会が協力した。

こども美術館は1日3回オープンアトリエを開き、パウル・クレーの作品に対する理解を深める機会のほか、創作の場も訪問者に提供している。こども美術館という名前がついているが、訪問客は子どもに限らず、その数は年間1万人を数える。

クレアヴィヴァはまた障害者グループのために特別なワークショップも考案した。パウル・クレー・センターが開催する展覧会のガイドツアーもこれに含まれ、2時間から3時間かけて特別に教育を受けた職員が展示作品を解説する。

同じ目線で

プロジェクト「バリアフリーのクレー」の目的は、障害者が自主性を伸ばし、非障害者に対して「同じ目線」で応対できるようになることだ。

プロジェクトリーダーのサラ・シュトッカー氏は、「クレアヴィヴァはスイスに新しい基準をもたらし、ほかの機関の道しるべとなるよう、このプロジェクトに取り組んでいる」と語る。

顧問会のメンバーは、経験豊富な施設の院長、視覚障害者、聴覚障害者、治療教育者兼図画教師から成っている。同プロジェクトはパウル・クレー・センターの予算とは別枠で、基金と連邦内務省障害者均等待遇局(EBGB/BFEH)の出資による。

パイオニア

クレアヴィヴァはさらに後援委員会からも支援を受けている。ベルン州の国民議会(下院)議員マリアンヌ・シュトライフ・フェラー氏など、メンバーには著名人も多い。

スイス障害者機関連盟(INSOS)の会長も務めているシュトライフ・フェラー氏は、プロジェクト関連の催し物の際、次のように述べた。「このような芸術の橋渡しに対するニーズはある。障害者がほかの人と同じように芸術を楽しむ生活を送ることができるというのは、大切なことだ。スイスには実際、これまでこのようなサービスはなかった」

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