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ヨーロッパ最大の絵画強盗事件

ドガ「ルドヴィク・レピクとその娘」、1871年 (شرطة زيورخ)

盗まれたのは、モネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホの油絵4枚。警察の発表によると今回の強盗事件は「ヨーロッパ最大の規模」だという。

このコンテンツは 2008/02/11 17:47

チューリヒ市内にあるビューレコレクションに2月10日夕方4時半頃、3人の覆面男が押し入った。うち最低1人は武装していたという。

持てるだけ持って逃げた

ピストルを持った1人がコレクションの見学客と館員を脅して床に伏せるように命令し、残りの2人が展覧場にかけられていた4枚の絵を次々と壁から取り下ろした。警察によると、館員の適切な行動のおかげでけが人も出ず、大事には至らなかったという。強盗に押し込まれた当時15人が館内にいたが、ほとんどが上階で観賞中だった。強盗の1人が見学客らを監視している間、2人が掛けてあった絵をそれぞれ2枚ずつ持ち去り、白い車で逃走した。

「他に値が張る絵が大ホールにはまだあったが、近くにあったものを取っていったという感じだ」
とルカス・グロール館長は言う。

盗まれた絵はモネの「ヴェトゥイ付近のケシ畑」、ドガの「ルドヴィク・レピクとその娘」、ゴッホの「クリの花の枝」、セザンヌの「赤いジャケットの子ども」の4枚。これらの絵画はコレクションの重要な位置を占め、総額1億8000万フラン ( 約180億円 ) に上るという。

被害がそれほど大きくなかったのは
「強盗が持ちきれなかったため。絵はそれぞれガラスの額に入っているため、重い。市場では売れない作品だ」
とグロール氏の証言だ。警察はすぐ事件現場に来たものの
「2、3分で犯人は逃げ去った」
ため捕まえられなかったという。

4日前にはシュヴィーツ州の文化センターで数百万フランの価値があるというピカソが盗難にあっている。今回の強盗との関係は今のところ解明されていない。

swissinfo、外電

E.G.ビューレコレクション( Bührle Sammlung )

ヨーロッパ絵画のコレクションとして重要な位置を占める。フランス印象派と印象派後の絵画を中心に絵画と彫刻200点所有。1960年に基金として創立するが、現在はチューリヒ美術館の別館。
現在所有する絵画を集めたビューレは、武器製造会社として財を成した。1930年代から美術品の収集を始め、1950年にその収集活動は最盛期となる。後に、収集した何点かがナチスドイツによる盗品だと判明した。

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