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アルカイダ関連疑惑のルガノの金融業者拘束

ルガノ湖をのぞむナダ邸とナダ・マネージメント社 Keystone

ルガノ市警察は7日、オサマ・ビンラディン氏の武装組織アルカイダと関連があるとされるエジプト人金融業者2人の身柄を取り調べのため拘束した。

ルガノ市警察の発表によると、拘束された2人はルガノの金融機関ナダ・マネージメントを経営するエジプト出身のユセフ・ムスタファ・ナダ氏とアリ・ガレブ・ヒマト氏。ナダは昨年までアルタクア・マネージメントという社名だった。7日イタリア警察が、スイス最南部のイタリア語州ティチーノ内のイタリア包領カンピオーネ・ディタリアにある2人の自宅に立ち入り捜査を行った後、ルガノ市警察に身柄を拘束された。イタリア警察の家宅捜査は、米当局から2人の個人および会社の資産凍結の要請を受けたスイス当局の要請で行われた。米当局は、テロ組織資産ネットワークに関与する者としてチューリッヒ在住のマンソール=ファットー氏の名も上げている。

スイス連邦検察局は7日、ナダ氏、ヒマト氏の家宅捜査・身柄拘束は、スイス、イタリア、リヒテンシュタイン警察の合同作戦で、警察はベルン、ルガノ、ファドゥーツ(リヒテンシュタインの首都)の指揮下にあったことを明らかにした。

米当局によると、アルタクアはアルカイダへ資金供給する「ハワラス」と呼ばれる銀行制度外の非公式金融機関の一つとしており、スイス、イタリア、リヒテンシュタイン、バハマに対しアルタクアの資産凍結を要請している。米国の銀行は、すでにアルタクア関連の資産を全て凍結した。米当局は、ハワラスがテロリストへの武器などの物資供給も行っていると見ている。

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