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スイス国民、オーストリア首相の訪問に反対せず

スイス国民の過半数は、オーストリアのウォルフガング・シュッセル首相のスイス訪問に、反対ではない事が世論調査の結果わかった。

スイス国民の過半数は、オーストリアのウォルフガング・シュッセル首相のスイス訪問に、反対ではない事が世論調査の結果わかった。

仏語日曜紙、dimanche.chの依頼で、世論調査研究所のIsopublicが実施した調査で、50.2%がシュッセル首相のスイス訪問に反対しないと解答した。反対だと解答した人は、わずか18%だった。しかし、大多数の人が、意見を決めかねている事も明らかになった。調査対象となった人々の3分の1が、「答えられない」と解答した。

また、調査の結果、国民の間で、言語圏によって、極端な反応の違いが明らかとなった。ドイツ語圏住民はフランス語圏住民よりも、反対者が少なかった。ドイツ語圏住民の過半数が歓迎すると解答したのに対し、フランス語圏住民では賛成者は3分の1だった。

さらに、スイス人民党のクリストファー・ブロッシャー議員とハイダー自由党党首との類似性についての質問には、45%がいつくつかの政治的意見に共通点があると、解答した。この質問の場合も、言語圏による差違が顕著となり、ドイツ語圏住民はフランス語圏住民よりも共通点を認める解答が多かった。これは、ドイツ語圏住民の方が、ブロッシャー議員について良く知っている結果だと思われる。

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