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求む、男性の「愛のしもべ」

ドキドキ?出番を待つ「愛のしもべ」の候補たち swissinfo.ch

ノイマルクト劇場で行われた「愛のしもべ」オーディションには26人の男性が参加。オーディションはショー形式で行われたため、大勢の観客も劇場に詰め掛けた。

主催者はセクシャルセラピー・グループ「喜びの翼 ( Wings of Joy ) 」を創設したマギー・タパートさんだ。

スキャンダル?

 このオーディションの開催前にはひと悶着あった。もともとオーディションは「ダダハウス ( Dada House ) 」として知られる「キャバレー・ヴォルテール ( Cabaret Voltaire ) 」劇場で行うことになっていた。だが、この劇場はチューリヒ市から補助金を受け取っており、市当局の責任者は
「このようなオーディションを開催したら、公共の補助金を受け取っている施設の名誉に関わる」
 として開催を拒否したのだ。

 その後、タパートさんは急遽、オーディション会場を近くのノイマルクト劇場に移した。市の措置に対して、
「資金援助をしている人たちは、ダダハウスを何も起こらない博物館にでもしたいのでしょう」
 と残念がる。
 
 「私の仕事は非常に挑発的ですが、この判断を下した政治家たちは、私が安っぽい売春婦のようなことをしているとか、何か汚らわしいことをしようとしているとか思っているようですね。私の仕事は、女性が自分たちのセクシャルパワーをしっかり把握できるようにすることなのですが」

 開催前から話題を呼んだオーディションだが、実際の内容はそれほど過激ではなく、候補の男性は全員服を着たまま、自分たちの性生活について話をするにとどまった。
「お金は一切払いません。彼らは『コールボーイ』ではないのです」
 とタパートさんは断言する。

 アメリカ生まれで40年近くスイスに住んでいるタパートさんがこのセクシャルセラピーを始めたのは15年前。以来、およそ800人の女性がさまざまなワークショップに参加してきた。ほとんどは女性だけのグループで行われるが、戯れのテクニックや新しい試みを教えるときに男性が必要になるのだそうだ。

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