ABB 12、000人リストラ
スイス・スウェーデンの合弁産業技術グループABBは24日、減益と受注減を反映し来年中に12、000人を削減するという大規模人員整理計画を発表した。
また、リストラ計画と同時に発表された今年上半期の決算は、純益は昨年同時期比ー76%、総売上げ高190億スイスフラン、新規受注220億スイスフラン(昨年同時期比ー7%)だった。
ユルゲン・センターマンABB・CEOは、「従業員削減は米経済の減速が欧州とアジアに波及しつつある投資情勢の不透明感を反映したもの」とし、12、000人削減によりABBは年間8億6、500万スイスフランのコスト削減になると述べた。
大規模リストラが報じられた24日のスイス株式市場では、ABB株価が14%下げ過去3年間で最安値の19.25スイスフランとなった。ABB株価は年頭より50%安になっているが、アナリストらはABB株が値を戻す見通しはないと見ており、ABB株は売りが殺到している。
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