The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

可処分所得は約119万円 2023年スイス統計

2023年のスイス世帯の平均所得は7186スイスフラン
2023年の1世帯平均の可処分所得は約119万円だった Keystone-SDA

スイス連邦統計局は(FSO)17日、2023年の1世帯平均の可処分所得はひと月7186フラン(当時レートで約119万円)だったと発表した。前年比でほぼ横ばいだった。

だが、約61%の世帯が可処分所得の月平均を下回った。

消費支出は総収入の48.8%(月平均5049フラン)を占めた。もっとも大きな支出は住居費と光熱費で、総収入の14%にのぼった。

住居費と光熱費は2022年以降大幅に増加し、1374フランから1449フランに増えた。 

全ての支出後に残る額(貯蓄可能な額)は1736フランで、総収入の16.8%だった。

だがすべての世帯に貯蓄の余裕があるわけではない。統計局によると、最低収入層(総収入が4839フラン以下)では支出が収入を上回る場合が多い。この層の60%は年金暮らしで、貯蓄を取り崩して支出を賄っている。

義務的支出

2023年の義務的支出は3154フランで、総収入の30.5%を占めた。最大は税金で、総収入の12%にのぼった。その他の義務的支出には、社会保険料(総収入の10.3%)、健康保険料(6.7%)、養育費など他の世帯への送金(1.5%)が含まれる。

おすすめの記事
200フラン札が入った財布

おすすめの記事

人口動態

スイスの月収120万円 安定も物価上昇に追い付かず

このコンテンツが公開されたのは、 スイスでは、月7000フラン(約120万円)でどこまで生活が成り立つのだろうか。連邦統計局(FSO)の最新統計によると、スイスの給与の中央値は依然上がり続けている。しかし一部では、物価の上昇に賃金が追いついていない。

もっと読む スイスの月収120万円 安定も物価上昇に追い付かず

世帯収入の種類別で見ると、2023年では稼働所得は73.6%で、次いで公的年金・各種社会保障給付金が20.8%を占めた。資産所得は多くの世帯でわずかな割合(総収入の4.5%)にとどまった。

FSOによると、世帯の可処分所得とは、家計の総収入のうち、税金や社会保険料などの支払いを差し引いた、いわゆる「手取り」の金額を指す。

英語からのDeepL翻訳:大野瑠衣子

SWI swissinfo.ch日本語編集部では和訳の一部にDeepLやGoogle 翻訳などの自動翻訳ツールを使用しています。自動翻訳された記事(記事末に明記)は、日本語編集部が誤訳の有無を確認し、より分かりやすい文章に校正しています。原文は社内の編集者・校正者の確認を受けています。 

人気の記事

世界の読者と意見交換

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部