The Swiss voice in the world since 1935

スウォッチ1~6月期売上高14.3%減 中国の需要低迷が重荷に

スウォッチのロゴ
Keystone-SDA

スウォッチが15日発表した1~6月の純売上高は34億5000万フラン(約6070億円)と、前年同期比で14.3%減った。中国の高級品需要の落ち込みが、スイス時計業界全体の重荷になっている。

swissinfo.chのサイトで配信した記事をメールでお届けするニュースレター、登録(無料)はこちら 

通貨変動の影響を除くと、前年同期比は10.7%減だった。結果はスイスの金融通信社AWPがまとめたアナリスト予想を下回った。

営業利益の低迷も激しく、70.2%減の2億400万フランだった。純利益は1億3600万フランと72%減った。

スウォッチは7~12月期は業績が持ち直すとみる。日本や米国で売上が伸び、欧州諸国の多くも好景気が期待される。パリ五輪の公式タイムキーパーを務める傘下ブランド「オメガ」は世界中でメディア露出が上がり、追い風となりそうだ。一方、中国市場は高級品市場全体にとって年末まで厳しい状況が続くとみられる。

スウォッチが年初に打ち出した予算削減計画も成果を上げつつある。生産面など最終的な成果は年後半に顕在化する見込みだ。

英語からの翻訳:ムートゥ朋子

人気の記事

世界の読者と意見交換

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部