スイスの英雄ウィリアム・テルがアメリカ進出
ハリウッド映画「ウィリアム・テルの冒険 ( The Adventures of William Tell ) 」のロケ場所は、オリジナルにのっとって中央スイスとなる予定。
制作費は6000万ドル ( 約62億円 ) 。テルの妻ヘートヴィヒ役を演じるのはチャーリー・チャップリンの孫娘のキエラ・チャップリンだ。
テルを演じるのは?
キエラ・チャップリンはスイスで育った。これまでに「まじめが肝心 ( The Importance of Being Ernest ) 」や「日本 ( Japan ) 」などの作品に出演している。
プロデューサーは、「ブルー・ベルベット」、「ラット・パック」、「ゴッドファーザー」などの制作で知られるハリウッドのフレッド・カルーソ氏。今回はD.コンスタンティン・コンテ ( 「ボーン・イエスタディ」 ) との共同制作だ。
ロケ地となる中央スイスにある町ルツェルンは、国際テレビ番組フェスティバル「ローズドール ( Rose d’Or ) 」の開催地。このフェスティバルディレクターを務めるアーバン・フライ氏が、ロサンジェルス滞在中にカルーソ氏と会い、ウィリアム・テルを映画化してはどうかと提案した。
監督はイアン・クイン氏が務めることになりそうだ。脚本はスイス人のコルネリウス・シュレグレ氏、音楽はルドヴィヒ・ヴィッキ氏が担当する。主役のウィリアム・テルを誰が演じるかはまだ発表されていない。
swissinfo、外電
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