大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日まで開催される
Keystone-SDA
2025年大阪・関西万博のスイス館が、13日の開幕日に開館した。「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」と掲げ、没入感のある展示空間でスイスの多様・卓越性を紹介。150万人以上の来館者を見込む。
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スイス館の広さは260㎡。国の象徴といえるアルプスの伝統だけでなく、イノベーションとハイテクの世界的中心地としての国をアピールする。開館式にはスイスのマーヤ・リニカー国民議会(下院)議長、マルクス・ザイラー連邦外務省事務次官らが出席した。スイス館は、スイスの存在を国外にアピールする政府機関「プレゼンス・スイス」が主導した。
プレゼンス・スイスのアレクサンドル・エデルマン代表は声明で、「大阪・関西万博のスイスパビリオンが目指すのは、一般来場者や日本の方々にスイスのイノベーション力を広く認識してもらうこと」だと語った。また、さまざまな分野における日本とスイスの絆をさらに強固なものにしたいという。
パビリオンの展示プログラムは、教育、研究、イノベーション分野での世界的なネットワークを推進する「スイスネックス(Swissnex)」と協働し、「人間拡張」、「生命」、「地球」というイノベーションに関わる3つのテーマを中心にとらえた。
スイス連邦政府が13日発表した声明外部リンクによると、「スイスは環境の観点から模範的なパビリオンをデザインしている。軽量素材とエネルギー効率を組み合わせた流動的かつ有機的な建築は、すでに日本の人々やメディアの注目を集めている」。
スイス館のメイン展示室は地上に4個、建物部分に1個、合計5つの球体でできている。球体を形作るのは2層の薄膜で、これを膨らませて鉄骨で支える「ニューマチック構造」を採用し、コンクリート造りなどに比べ圧倒的に軽い建物を作り上げた。
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緑豊かで静かな環境に溶け込み、「没入感のあるインタラクティブな体験」を提供することができるという。また、アルプスの少女ハイジにちなんだ最上階のカフェ「ハイジカフェ」では、会場内を見渡しながら日本風のスイス郷土料理を楽しめる。スイス館は150万人以上の来場者を見込んでいる。
スイス館の公式キャラクターは、日本でも世代を超えて愛され続ける「ハイジ」が務める。
英語からの翻訳・編集:大野瑠衣子
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