スイス国立銀行、0.25％利下げ
スイス国立銀行（スイス中銀、SNB）は20日、政策金利を0.25%引き下げ0.25%とすると発表した。
5会合連続の利下げとなった。利下げ幅は市場の事前予想通り。中銀は22年6月に約15年ぶりに利上げを決め、同年9月にはマイナス0.25%から0.5%へ引き上げマイナス金利政策を打ち切った。さらに2023年には1.5%から1.75%へ引き上げた。昨年3月以降は利下げに転じている。
経済見通しに不確実性
SNBは20日の声明で、利下げの理由について「インフレ圧力が弱く、インフレの下振れリスクが高まっていることを踏まえ、金融情勢が引き続き適切に維持されるようにするため」と説明した。スイスの経済見通しも著しく不透明になっているとした。
SNBは今後も状況に応じ、インフレ率が中期的な物価安定目標の0～2％の範囲内に収まるよう金融政策を調整する。また必要であれば、外国為替市場にも引き続き積極的に関与する用意があるとしている。
英語からの翻訳：宇田薫
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