スイスのブロックチェーンの業界団体クリプト・バレー協会外部リンクは9月20日の臨時総会で、理事会に2人の女性役員を選出した。
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選ばれたのは、ブロックチェーンを使った企業統治システムを開発するArgonの幹部マリア・ゴメス氏と、アセットマネジメント会社メロンポートの最高技術責任者(CTO)ジェンナ・ツェンク氏。
協会は6月、理事会運営に人材と働き方の多様性(ダイバーシティー)を与えるため理事を5人から7人に増やすことを決めていた。自ら設けたダイバーシティー検討会から「似たり寄ったりの男性集団」と批判を受けたためだ。
オリバー・ブッスマン会長は「クリプト・バレー協会は、業界の成功に向け今後も努力を続けていくために、2人の有能で献身的な役員を得たことを嬉しく思う」と語った。
クリプト・バレー協会は2017年、スイスのブロックチェーン関係者を結集し、業界を先導するための組織として設立された。会員は企業や弁護士、コンサルタント、インキュベーターなど1000人を超える。
スイスのブロックチェーン産業を世界に促進したり、自主規制の行動規範を策定したり、クリプト・バレーのあるツーク州当局や連邦の担当閣僚・当局との交渉に当たる。
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