スイス・ローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)は6日、新型コロナウイルス感染症ワクチン開発元の米製薬大手ファイザー・独ビオンテックが、東京五輪に出場予定の選手ら代表団にワクチンを提供すると発表した。
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東京五輪は7月23日に開幕。出場選手らが東京入りする前に2回の接種を受けられるよう、ワクチンは今月中に届けられる。
IOCのトーマス・バッハ会長は声明で「私たちは、来たる五輪・パラリンピックの選手と代表団が模範を示し、可能な場合はワクチンを受け入れるよう求める」と述べた。
IOCは、各国の五輪委員会が政府と協力し、それぞれの国の接種ガイドラインと規制に従い供給を調整するとした。
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また、ファイザーとビオンテックによるワクチン提供は、既存の接種プログラムに何ら影響を与えないと強調。現在の割り当て分、世界流通分に追加する形で提供されるものだとした。
IOCは中国政府との間で3月、東京五輪と来年の北京冬季五輪を前に、中国製のコロナワクチンを購入する契約を締結済み。今回の発表は、2つ目の大型契約になる。
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