パリのアルハンブラ劇場で踊るジジ・ジャンメールさんとローラン・プティ氏(archive)
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フランスのダンサー、ジジ・ジャンメールさんが17日、ヴォー州トロシュナの自宅で脳出血により死去した。96歳だった。
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ジジ・ジャンメール(本名ルネ・マルセル・ジャンメール)さんは、1924年パリ生まれ。9歳の時にパリ・オペラ座バレエ学校に入学。1939~44年までパリ・オペラ座バレエ団に所属し、その後、モンテカルロ・バレエ団、ド・バジル・バレエ・リュスで活躍した。
オペラ座バレエ学校に在学中に同校で振付師・バレエダンサーだったローラン・プティ氏(1924~2011年)と出会った。ジャンメールさんは1949年、プティ氏が創設したバレエ・ド・パリに入団。プティ氏が振り付けた「カルメン」(1949)では、主役を務め世界で脚光を浴びた。1954年、プティ氏と結婚した。
バレエ、ミュージカル、演劇など、あらゆるジャンルで幅広い活動を展開し、「アンデルセン物語」(1952年)「夜は夜もすがら」(1956年)「ブラック・タイツ」(1960年)などの映画の他、ブロードウェーでは「ピンクのタイツを着た女」(1953年)にも出演した。特に、「私の羽飾りのトリック」(1971年)で大きな人気を博した。
キャリアに終止符を打ってからはスイスで生活し、別荘のあるジュネーブやヴォー州で晩年を過ごした。プティ氏は2011年にジュネーブで死去した。
AFP通信によると、9月にパリで追悼式が執り行われる予定。
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