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スイスのCPI上昇 追加利上げ観測高まる

買い物をする人の足
航空輸送サービス、パッケージツアー、宿泊施設の価格が上昇し、賃貸住宅やガソリンも記録的な値上がりとなった © Keystone / Gaetan Bally

スイス連邦統計局は6日、2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で3.4%上昇したと発表した。スイス国立銀行(SNB、中央銀行)が23日の理事会で追加利上げを実施するとの見方が広がっている。 

CPIは1月の3.3%からさらに強い伸びを見せ、SNBの物価安定目標0~2%を大きく上回った。 

前月比でも0.7%と高く上昇した。統計局は様々な要因があると言い「航空輸送サービス、パッケージツアー、宿泊施設の価格が上昇した。また賃貸住宅やガソリンも記録的な値上がりとなった」と説明した。 

高物価スイスのインフレ対策は? 

SNBは23日に金融政策を発表する。市場では、政策金利が現在の1%から0.50%引き上げられる確率は91%と見込まれている。 昨年はドルやユーロに対するフラン高が輸入物価の上昇に歯止めをかけていたが、3月に入ってフラン高が進んでいるため、SNBが追加利上げをせざるを得ないとの見方が強まっている。

英語からの翻訳:大野瑠衣子


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