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新国籍法 スイス国籍取得に必要な10のこと

スイス人になるにはどうしたらいいか?国籍取得の権利が生じるのはどんなケースか?何年スイスに住めば申請できるのか?スイスの国籍取得について、スイスインフォが世界中から寄せられた10の疑問について調べた。

2018年の新国籍法改正で、国籍取得に必要な居住期間が10年に短縮される

2018年1月1日の改正国籍法施行により、スイス在住の外国人は10年の居住期間があれば国籍取得の申請ができるようになった。ただスイスのパスポートを得るのは概して難しい

(Keystone)

1.イタリアに住むイタリア国籍保持者です。両親がスイスに長年住み、働いていたため、スイスで生まれました。私はスイス国籍を申請できるでしょうか。

 いいえ。スイスは血統主義を取っており、出生地は関係ありません。スイスで生まれた、両親が現在スイスに住んでいる、あるいは過去に住んでいたという事情は、国籍取得にあたって考慮されません。外国人がスイス国籍を取得できるのは、現在スイスに居住している、スイス人の祖先がいる、あるいはスイス人と結婚している場合に限られます。

スイス国籍取得

スイスの国籍法はここ20年間で大きく変わりました。スイス人女性が外国人と結婚してもスイス国籍を失わずに済むようになったのもその一つです。ここではスイスの国籍取得についてご説明します。  スイス国民になるには、基本的に「出生 ...

2.イタリア人です。スイスに長年居住し、ここで働いています。どのような条件を満たせばスイス国籍を申請できるでしょうか。

 外国人が国籍取得を申請するには、スイスに12年以上居住していることが必要です(10~20歳の間の居住年数は倍にカウントされます)が、2018年1月1日の改正国籍法施行後は10年に短縮されます。申請には多くの条件を満たす必要があります。スイス社会に溶け込んでいること、スイスの生活様式や伝統になじんでいること、法律を遵守すること、国家の安全保障を脅かさないこと、国の価値を尊重することを示さなければなりません。国の公用語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)のうち最低1カ国語の読み書きができることも必須です。

3.12年の居住期間は連続していなければいけませんか。間が途切れていてもいいのでしょうか。

 連続している必要はありません。たとえば一定期間スイスに住み、いったん母国に戻って、その後再びスイスに居住した、というケースです。しかし、通常はさかのぼって2年間、特定の州または自治体に住んでいることが条件になります。

4.申請はどのような手続きなのですか。期間と費用はどれくらいかかりますか。

 申請にかかる条件や手続きの内容は、州によってまちまちです。費用は州によって500フラン(約5万7千円)から2千フラン(約22万8千円)と差があります。一部の自治体では、職員が申請者の自宅に「抜き打ち訪問」することもあります。必要居住期間を設けているところもあります(通常最低2~5年)。

5.両親がいずれも外国人で、子どもをスイスで出産した場合、子どもは自動的にスイス国籍を取得できるのでしょうか。

 いいえ。米国(あるいは一部スペイン、フランスなど)と違い、スイスは出生地主義を取っていません。スイスで生まれたからといって国籍が得られるわけではありません。

新国籍法 厳格化する国外居住者のスイス国籍取得

スイスでは2018年1月1日の新国籍法の施行により、国外居住者のスイス国籍取得条件が厳格化する。例えば、祖母や曽祖母がスイス人というだけでは、スイスの国籍を取得できなくなる。  過去10年間で計1万9000人の国外居住者がスイス国籍を取得した。大半がスイス人との婚姻によるものだ。 ...


6.スイス人ですが、国外に住んでいます。私の子どもたちはスイス国籍になるのでしょうか。

 はい。父親か母親のどちらかがスイス人であれば、子どもは自動的にスイス国籍になります。ただ国外で生まれ二つ以上の国籍を有する人は、満22歳の誕生日までにしかるべき登録手続きをしないと、スイス国籍を喪失します。

7.母親、祖母の両方、あるいはどちらかがスイス人です。スイス国籍の「再取得」はできますか。

 一定の条件を満たせば可能です。とりわけ1985年以前にスイス人の母親から生まれ、外国人と結婚したために国籍を喪失した場合などが考えられます。ただ2018年1月1日の改正国籍法施行後は、規則がより厳しくなります。今後、スイス人の祖母がいるというだけではスイスのパスポートを取得できなくなります。

8.スイス国籍を申請する場合、今持っている国籍は放棄しなければなりませんか。

 スイスの法律は二重国籍を認めています。イタリア、フランス、ドイツなど大半の欧州諸国も同様です。しかしオーストリアは、特別な事情がある場合に限ってのみ、二重国籍を認めています。例えば俳優で元米カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏がそうです。

9.妻がスイス人です。スイス国籍を申請できますか。夫がスイス人だった場合はどうですか。

 どちらのケースでも大丈夫です。スイス人と3年以上婚姻関係にあり、通算5年間の居住実績があり、現在もスイスに住んでいるのであれば、簡易国籍取得の申請ができます。この場合も、スイス社会や生活様式になじみ、公用語を話せることが必要条件になります。

10.スイス人と結婚していますが、国外に住んでいます。国籍を申請できますか。

 はい。ですが、スイス国内に住む夫婦に適用される規則とは少し違ってくることを留意する必要があります。婚姻期間は最低6年間で、スイスと密接な関係にあることを示さなければなりません。公用語を話せることはもちろん、国外のスイス人コミュニティとかかわりがあり、スイス国内で休暇を過ごしたことがあることなどの条件が課せられます。


(英語からの翻訳・宇田薫)

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