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スイスアルプス 雪崩救助犬ウーピーの1日

ヴァリさんと相棒のウーピー SRF-SWI

良質なスキーリゾートで知られるダボス・クロスタース地方で、スキーエリアの救助活動と安全監視の仕事をするヴァリ・マイヤーさん。相棒の雪崩救助犬ウーピーを肩に乗せ、今日もゲレンデに繰り出す。今日はウーピーが雪に埋まったダミー人形を探し出す大事な訓練の日だ。

このコンテンツは 2019/03/16 10:00
SRF, swissinfo.ch
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雪崩救助犬がいつ誕生したのか、その軌跡を特定するのは難しい。スイスの航空救助隊レガも、有名な救助犬、セントバーナードのバリーが第一号だという説すら定かでないという。バリーは1800年代にサン・ベルナール峠で約40人を救ったとされる伝説の救助犬だ。

1937年、ベルナーオーバーラント地方で男子生徒18人が雪崩に巻き込まれた。救助隊により17人が見つかったが、残る1人が行方不明のままだった。捜索活動が打ち切られようとしたその時、モリッツリという名前の雑種犬が、雪面のある地点で異常を知らせた。救助隊が棒でモリッツリの指し示す場所をつくと、行方不明の生徒が見つかり、その後生徒は蘇生した。

その話を聞いた犬の専門家フェルディナンド・シュムッツさんが1940年、犬を訓練するというアイデアをスイス軍に持ち込んだ。軍は第二次世界大戦中、雪崩被害者を追跡する訓練を実施。45年にスイスアルプスクラブが雪崩救助犬の訓練を引き継いだ。

連邦政府は51年、雪崩救助犬の育成とクラブ主催の訓練を毎年行うことを決めた。1950年代には初めて犬が飛行機からパラシュートで救助地点に到着。ヘリコプターでの輸送ものちに行われた。

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