スイス北西部のジュラ州ドゥレモンは1月1日の気温が20.9度に達し、アルプス以北の1月の最高気温を記録した。
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これまでのアルプス以北の1月の最高気温は1993年1月12日にルツェルンで記録された19.4度だった。スイス全土では南部ロカルノ・モンティ(2007年)とルガーノ(1944年)で記録された24度。
スイス気象台(メテオ・スイス)によると、ドゥレモンでは温暖な南西風と、ジュラ山脈から吹くフェーン(山を越えて吹く乾燥・高温の風)が重なって気温が上がった。
他の地域も穏やかな天候の元日となった。レマン湖畔のヴヴェイではアイスクリーム店の前に行列ができ、ジュネーブでは仮装して湖を泳ぐ伝統行事が行われた。
ザンクト・ガレン州バート・ラガッツも18.5度、隣国リヒテンシュタインのファドゥーツも20度と暖かい1日となった。
ウーリ州アルトドルフでも19.2度を記録し、1月の最高気温(18.5度)を更新した。
米フロリダ州東側の大西洋から暖かい空気が流れ込み、西ヨーロッパ全体で気温が上がった。ドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)気象情報によると、昨年も同様の現象が発生した。
英語からの翻訳:ムートゥ朋子
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