The Swiss voice in the world since 1935

スイス、専門家チームをレバノンに派遣

blast
ベイルートで起きた大規模爆発の現場 Keystone / Ibrahim Dirani / Dar Al Mussawir

レバノン・ベイルートで4日起きた大規模な爆発を受け、スイス政府は被害を受けたスイス大使館を支援するため、約10人の専門家を現地に派遣する。

専門家チームはエンジニア、インフラの専門家、セキュリティアドバイザー、物流の専門家、通信管理者、心理学者ら。

報道によると、ベイルート港の爆発では4千人以上が負傷。駐レバノンのスイス大使、大使館職員もけがを負った。

連邦外務省によると、専門家チームはスイス大使館のスタッフをサポートする。スイス大使館の建物は爆発により大きな被害を受けたため、職員は別の場所で業務にあたっている。レバノン当局に対する支援も可能という。

スイスの人道支援部門は、レバノン政府からの国際援助要請を受け、現地に支援を送る計画を検討中。

イグナツィオ・カシス外相とシモネッタ・ソマルーガ連邦大統領は爆発が起きた同日、ツイッターなどでレバノンの人々との「連帯」を表明。カシス外相はスイスに支援の意思があると述べた。

外務省によると、大使館関係者以外のスイス人の詳しい被害状況は分かっていない。レバノンには現在、約1500人のスイス国民(80%が二重国籍)が住む。これまでのところ、スイス人観光客約20人が大使館に連絡を取ってきたという。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

スマートフォンの画面とそれを操作する手

おすすめの記事

スイス・ニトヴァルデン準州の小学校、スマホ禁止へ

このコンテンツが公開されたのは、 スイス中部ニトヴァルデン準州は5日、スマートフォンをはじめとするIT機器の小学校での使用禁止を発表した。授業目的や緊急時などを除き、全面的に学校でスマホが使えなくなる。

もっと読む スイス・ニトヴァルデン準州の小学校、スマホ禁止へ
バーゼルの路面電車

おすすめの記事

バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ

このコンテンツが公開されたのは、 5月11~17日の欧州国別対抗の音楽祭「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト(ESC)」開催中、バーゼルでは「カラオケ・トラム(路面電車)」が運行する。ビンテージ車両で90分間かけて街を走る間、乗客は無料で歌い踊ることができる。

もっと読む バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ
大阪・関西万博

おすすめの記事

スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール

このコンテンツが公開されたのは、 日本を公式訪問中のスイスのイグナツィオ・カシス外相は22日、2025年大阪・関西万博のスイス・ナショナルデーのオープニングセレモニーに出席し、結束と対話を呼びかけた。

もっと読む スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール
クラウス・シュワブ氏

おすすめの記事

WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任

このコンテンツが公開されたのは、 世界経済フォーラム(WEF)は21日、創設者で会長のクラウス・シュワブ氏が同日付で辞任したと発表した。

もっと読む WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任
コーデリア・ベール

おすすめの記事

TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出

このコンテンツが公開されたのは、 米誌タイムズの「2025年最も影響力のある100人」に、弁護士コーデリア・ベール氏がスイス人女性では唯一ランクインした。ベール氏は気候訴訟で異例の勝訴判決を勝ち取った人物だ。

もっと読む TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部