スイス連邦工科大、鉄道橋の構造安全性を評価するAIツールを開発
スイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は24日、鉄道橋の構造安定性を評価する人工知能(AI)ツールを開発したと発表した。
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ETHZの発表外部リンクによると、スイス連邦鉄道(SBB/FFS)と共同開発した新ツールに既存の橋梁のデータを入力すると、数秒以内に静的荷重にどの程度耐えられるかが算出される。
この予測をもとに、どの橋梁に実地点検が必要か優先順位を定め、効率的に構造評価を進めることができる。
スイスはコンクリート製の鉄道橋が無数にある。AIモデルを開発したETHZのソフィア・クーン氏は「スイスでは数多くのインフラが寿命に近づいており、点検・強化の必要がある」とコメントした。
英語からの翻訳:ムートゥ朋子
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