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世界に発信するスイス

1月1日から代表取締役社長に就任したベアート・ヴィッチ氏。

(swissinfo.ch)

スイスインフォ—スイス国際放送の代表取締役社長に今年、就任したベアート・ヴィッチ氏は「インターネットは今後さらにメディアや情報に革命を起こすだろう」と語る。

スイスインフォの優先任務はまず、国外に住むスイス人にスイスのニュースを提供すること。また、スイスインフォのウェブサイトをスイス放送協会のマルチメディア事業と一体化することだという。

———1月1日から取締役に就任されましたが、この役割をどう受け止めますか?

まず、私は短波のラジオ放送だったスイス国際放送の転機、スイスインフォというウェブサイトの立ち上げ(1999年)に関わりました。

現在はスイス放送協会(SRG SSR ideé suisse / =SBC)—スイスインフォはその国際部門でありますが—は協会全体のマルチメヂィア戦略を模索しています。

この戦略においてスイスインフォは重要な役割を果たさなければなりません。そのうえ、我々は国外に住むスイス人にニュースを提供するという政府からの委任があります。ですから、SBCがスイスインフォの役割をきっちりと認識する必要がありますし、スイスインフォの方も協会の戦略の一環を果たせるようにならなければなりません。

———この新しい任務を遂行する準備はできていますか?

海外で仕事をした際にマルチメディアで働いた経験もあります(注 :CNNの欧州、中東、アフリカウェブサイトの立ち上げを携わった)。その経験をスイスインフォで生かせればと思います。若いときにスイス国際放送のラジオ記者として長年働いたのでこの会社をよく理解していると思います。

———新取締役として何を変えようと思っていますか?

スイスインフォをもっとSBCと一体化するべきだと思います。そのためには既存の9ヶ国語サイトの質と内容を向上する必要があります。我々のプラットフォームを発展させてより良く、より魅力的にしなければなりません。

国外に住むスイス人を対象に様々なサービスを提供する必要もあります。それにはインターネットは最適の手段だと思います。

———今年の具体的な目標といったようなものはありますか?

今年中の焦点はウェブサイトを改善することです。2年前から9ヶ国語のサイトをグレードアップしました。しかし、サイトがさらに魅力的でもっと速く、そして内容が充実するためにはまだやるべきことが沢山残っています。

———マルチメディア戦略とおっしゃいましたが、3年後にはスイスインフォは現在の形でのサイトがまだ存在しているのでしょうか?

ウェブサイトは必ずまだあるでしょう。9ヶ国語全てを保てるかはまだ分かりませんが、出来る事を願います。これらはおおむね、政府が決断することです。

私が見たところではスイスインフォは切り札を揃えていると思います。我々は低コストで柔軟で、とてもよい報道記事を送り、世界中どこからでもアクセスできる媒体を使っています。数年後にまだ存在していると楽観しています。

———スイス放送協会内からもしくは民間のオペレータがスイスインフォに取って代わろうとする競争が始まっています。このような対抗馬に対してスイスインフォの位置は?

それは国外在住のスイス人にサービスを提供したいという政府と我々の収入源であるSBCと両者からの判断によります。この両者が最終的には我々がどのような形で存続するのかを決定します。

我々はなるべく多くの内容を提供したいのですが、財源が限られているので単独ではできません。ですから、SBCとどのように協力していけるかに焦点を当てています。

———現在スイスにある他のオンラインメディアとスイスインフォはなにが違いますか?

スイスインフォは国外からの視野を提供しています。国内のスイスメディアはローカルな読者を対象にしていますので言葉に限定された、地方的な視野になる傾向があります。

我々はもっと、全国的な視野を持たなければなりません。記者は国外に住んでいる人が見る目でスイスを見なければなりません。

記者は日課のヘッドラインの中から何が最も重要な出来事でどのような傾向にあるかを読み取らなければなりません。それが我々の職務であり、力であり、任務でもあります。

———昨年の10月にスイス国際放送は長年続いたラジオの短波放送を全て打ち切りました。インターネットのアクセスのない国外に住むスイス人はどうなってしまうのでしょう?

もちろん、ラジオ、テレビ、インターネットに携帯といった様々な媒体を通してコミュニケーションができれば理想的です。しかし、財政的な理由でどの媒体を最優先するか選ばなければなりませんでした。その結果、インターネットが最適だと選択したのです。

インターネットの有利な点は以前よりも多くの情報を提供できることです。不利な点は全ての人がインターネットにアクセスできる訳ではないこと。しかし、この状況下ではよい決断だったと思います。このメディアにより国外に住んでいるスイス人と国際的な読者の両者に、より良いサービスを提供できるからです。

———インターネットのメディアとしての可能性をどう見ますか?

今後も様々なメディアが発展するでしょう。若い世代は基本的に「要求に応じて」好きな情報を好きなメディアからアクセスすることを当然としています。これが発展することで、インターネットは現在達成されているよりさらに大きな可能性を秘めているでしょう。


swissinfo インタビュー、ギャビー・オックセンバイン、 屋山明乃翻訳

補足情報

スイス国際放送(=スイスインフォ)は9ヶ国語(英語,独語,仏語,伊語,スペイン語,ポルトガル語,アラブ語,中国語に日本語)でスイスインフォウェブサイトにスイスのニュースを発信している。

今年はスイスインフォの予算2,800万フラン(約25億円)のうち2,300万フランをスイス放送協会(SBC)が、残りは政府が負担する。

来年からは公共予算削減の為に政府の負担は終了し、スイスインフォの運営資金は全面的にスイス放送協会が担うことになる。

ベアート・ヴィッチ氏略歴:

- 1958年 ベルン生まれ。
- 1988年〜1995年 スイス国際放送で記者。
- 1995年〜1999年 CNNアトランタ勤務。
- 1999年〜2000年 オンラインスペシャリストとしてスイス国際放送、スイスインフォに勤める。
- 2000年〜2001年 CNNロンドン勤務。CNNの欧州、中東、アフリカ向けオンラインサイトの打ち上げに携わる。
- 2001年〜2004年 スイスインフォ・プロダクト責任者。
- 2005年1月からニコラ・ロンバード氏のあとを継ぎ、代表取締役社長に就任。

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