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「エレファント」(2003年)でアケイディアを演じたアリシア・マイルズ(写真左)と主人公ジョン・マクファーランド役のジョン・ロビンソン。1999年の米コロンバイン高校銃乱射事件をテーマにしたこの作品は、03年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールと監督賞をダブル受賞した(Gus Van Sant)
Gus Van Sant
1985年、監督デビュー作「マラノーチェ」(Gus Van Sant)
Gus Van Sant
マット・ディロン(写真右)とウィリアム・S・バロウズが出演した「ドラッグストア・カウボーイ」。1989年公開 (Gus Van Sant)
Gus Van Sant
キアヌ・リーブス(写真)と故リバー・フェニックスが共演した「マイ・プライベート・アイダホ」。1991年公開(Gus Van Sant)
Gus Van Sant
1997年には米国のバンド、ハンソンの「Weird」のミュージックビデオを制作 (Gus Van Sant)
Gus Van Sant
「悪いやつ、ゲオ」、デジタル顔料プリント、2010年制作(Gus Van Sant)
Gus Van Sant
「少年と少女」、デジタル顔料プリント、2010年制作 (Gus Van Sant)
Gus Van Sant
「無題」2010年制作(Gus Van Sant)
BHGG
「帽子をかぶった無名の男」2011年制作 (Gus Van Sant)
Gus Van Sant
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2017/12/06 06:30
James Helen
マルチメディア・チームの一員として、写真編集、写真選定、エディトリアルイラストレーション、ソーシャルメディアなど、画像全般を担当。
1997年から2002年までチューリヒとロンドンでグラフィックデザインを学ぶ。それ以来、グラフィックデザイナー、アートディレクター、フォトエディター、イラストレーターとして働く。
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」や「ミルク」などの人気映画で知られ、日本にもファンが多いガス・ヴァン・サント監督の初めての回顧展が、ローザンヌのエリゼ写真美術館外部リンク で開かれる。映画だけでなく、絵画や写真など同監督の多彩な才能にスポットを当てる。
ヴァン・サント監督は1952年7月24日、米国ケンタッキー州生まれ。映画監督、画家、写真家、ミュージシャン、作家として多方面で活躍。社会からはみ出してしまったアウトサイダーたちを好んで題材にし、デビュー作「ドラッグストア・カウボーイ」や「マイ・プライベート・アイダホ」などインディペンデント映画で一躍有名になった。また過去にはデビッド・ボウイやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなど大物スターのミュージックビデオも手がけている。
回顧展の写真コレクションでは、デビュー作のキャスティングで監督が自ら撮影したポラロイド写真を展示。何百人もの俳優、作家、一般の人たちを写した作品が並ぶ。同監督は90年代終盤にはポラロイドカメラを使わなくなったが、その後も主にファッション誌やロックバンドの写真を中心に撮り続けた。
また1950年代に米国で起こった作家のウィリアム・S・バロウズらを代表とする思想運動「ビート・ジェネレーション」に影響を受け、映画監督としてキャリアを重ねるかたわら、芸術活動にも長い間情熱を注いだ。1970年代の同監督の絵画やデッサンのほか、2011年になって描かれた大型の水彩画が並ぶ。来年1月7日まで。
(英語からの翻訳・宇田薫)
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チューリヒを拠点に活動するスイス人と日本人のエレクトロ・ポップ・デュオ「ティム&プーマミミ」の楽曲が、現在公開中のハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の劇判に使用されている。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、1989年に発表された士郎正宗の近未来SF漫画「攻殻機動隊」を原作としたハリウッド映画。90年代に人気を呼んだ原作漫画にはカルトなファンも世界的に多い。実写映画化にあたり、同作品に登場する草薙素子役をスカーレット・ヨハンソン、荒巻部長役を北野武が演じることでも話題となった。
この作品の劇伴として使用されているのが、スイス人と日本人のエレクトロ・ポップ・デュオ「ティム&プーマミミ」の「Acchi Kocchi」と「Ohayo Baby」の2曲だ。
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昨年から続く日本スイス国交150周年を祝う最後のイベントとして、スイス・日本協会外部リンクと国際交流基金外部リンクが共催した「役所広司特集上映」が、チューリヒの映画館Filmpodium外部リンクで3月末まで行われている…
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世界中で一般公開されているマーティン・スコセッシ監督の最新作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。1990年代初頭にニューヨークのウォール街を揺るがした一人の男の破天荒なストーリーだ。そこにはスイスの銀行家も登場する。スイスインフォは、ハリウッド映画で風刺的に描かれることの多いスイスの銀行家に焦点をあててみた。
アカデミー賞にノミネートされているこの作品は、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公、証券ブローカーだったジョーダン・ベルフォート氏の回顧録を原作としている。主人公を取り巻くのは、善良な顧客からためらいもなく何百万ドルもの大金をだまし取るブローカーたち。彼らの日常はセックス、ドラッグ、そして桁外れの豪遊。その中に、ベルフォート氏が違法に得た資産を隠匿するために近づいた、ジュネーブの銀行家が登場する。
その人物はスイスのプライベートバンク「ユニオン・バンケール・プリヴェ(UBP)」の行員。ベルフォート氏の依頼を即座に受け入れる、温厚だが不正を厭わない人物として描かれている。映画の中では、退廃的な生活を送りウォール街でマネーロンダリング(資金洗浄)に関わるスイス人女性と不倫関係にある。
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