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連休明け市場Sエア・グループ株価暴落

イースター休暇明けの17日の株式市場でSエアグループの株価は4.5%下落した。2000年の巨額赤字における役員の責任を法的に追求する政府の動きも見られ、グループ傘下のスイス航空がワールドトラベル賞に5年連続で輝いたものの同グループは厳しい局面に立たされている。

連休明け17日の市場で、Sエア・グループの始値は1993年1月以来の安値102スイスフランで開けたが、終値113スイスフランまでもどした。アナリストらは、昨年同グループがどうして29億スイスフランもの赤字を出すにいたったか連邦政府が特別監査を入れると見ている。

Sエア・グループ役員会は先月マリオ・コルティ議長を除く全員が辞意を表明したが、パスカル・クシュパン経済相とモーリッツ・ロイエンベルガー大統領は、役員全員がグループの赤字財政の責任を取らなければならないと発言した。内閣は4月25日同グループの財政と運営危機に関する方針を発表する予定だが、結論はすでに出ているもようだ。クシュパン経済相は、グループの財政危機の責任から経営陣を解放できるわけがない、自分自身も経営陣に質問したいことが多々あり、事と次第によっては法的措置も辞さないとしている。また、Sエア・グループの航空市場独占は間違いだったと認め、2008年までに市場を開放するべきだった、そうすれば、Sエア・グループも自由市場の競争の中で効率性を磨いたことだろうと語った。が、グループの将来については、スイス航空の強いブランド名、能力の高い従業員、確立された顧客基盤などを上げ、悲観はしていないと述べた。

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