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米旅客機、NY住宅街に墜落

ニューヨーク・クイーンズ地区の墜落現場、11月12日 Keystone

ニューヨーク市東部クイーンズ地区の住宅街に12日午前9時15分頃(現地時間)、ニューヨーク・ケネディ国際空港離陸後間もないドミニカ共和国サントドミンゴ行のアメリカン航空587便が墜落した。乗員乗客260人は全員死亡。

このコンテンツは 2001/11/13 05:40

アメリカン航空587便(エアバス A-300型機)は、ケネディ国際空港(JFK)離陸後間もなく同空港から約10km南のクイーンズ地区ロッカウェーの住宅街に墜落した。事故現場上空をヘリコプターで視察したジュリアーニ・ニューヨーク市長によると、海岸に翼の一部が見え、エンジンの一部が129通りのガソリンスタンド付近に落下した。民家4軒が全壊したのをはじめ多くの住宅やビルが炎上しているもようで、住民6人が墜落に巻き込まれ行方不明となっている。現場では約200人の消防士が活動中で、救急車40台、救難ヘリ数機が出動している。現場付近の学校2校は、救急医療センターとなっている。

アメリカン航空機墜落の報道を受け、ニューヨークで開催中の国連総会に出席しているブッシュ米大統領は、墜落機に乗っていた犠牲者および家族に哀悼の意を表明するとともに、テロ事件後またも惨劇に見舞われたニューヨーク市民に深い同情の意を示した。国連安保理は、墜落機の犠牲者のため1分間黙とうし、「米国民と墜落で命を失った方々および家族の皆様に心より哀悼の意を表明する」との声明を発した。国連総会に出席しているジョセフ・ダイス・スイス外相とルエディ・クリステン外務省報道官も、犠牲者および家族に哀悼の意を表した。

旅客機墜落直後、市内の橋とトンネルは閉鎖され、市内3つの空港も閉鎖されたが、12日正午近くになって主要な交通網は再開された。が、旅客機の運航は限定されており、JFKでは着陸便のみとなっている。さらに、予防措置としてエンパイアーステートビルは閉鎖、国連総会開催中のマンハッタンの国連本部に通じる道路も歩行者のみに限定された。

墜落原因は調査中だが、FBIは事故の可能性が強いと見ており、テロの可能性は否定している。フライシャー・ホワイトハウス報道官は記者会見で、当局はアメリカン航空機墜落に関連するテロ情報を入手しておらず、同機の墜落直前の交信も通常のものだったと述べ、コリン・パウエル国務長官も「墜落は事故と見られる」としている。国家運輸安全委員会(NTSB)によると、墜落機のフライト・レコーダーが現場から回収され、ワシントンに運ばれて墜落原因の究明が進められている。

アメリカン航空機墜落を受け、株式市場では株価が急落した。欧州の各市場では、フランクフルトFTSE100が2%、パリCACが3%、チューリッヒSMIが1.75%下げた。特に航空株の値下がりが激しく、中でもKLMと英国航空は6.5%下がった。

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