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老齢年金が黒字!

「老齢年金で老後も安心」というのは本当か、不安は消え去ったわけではない

(Keystone)

スイスの老齢年金 ( AHV/AVS ) は2006年、27億フラン( 2574億円 ) の黒字を計上した。

景気の上昇により、労働者と企業の年金支払額が増加した一方、支出はほぼ横ばいだったことが原因だ。

 スイス人の老後は3本の柱で支えられている。国民が強制加入となっている老齢・遺族年金、労働者と企業に義務が課せられている企業年金そして、任意の個人貯蓄である。少子化に伴い老齢年金の破綻も懸念される中、昨年は黒字だったことに国民が注目した。

柔軟な退職年齢を求める組合

 スイス労働組合 ( SGB/USS ) は3月13日、老齢年金が黒字を計上したことを受け「労働者の定年65歳 ( 男性 ) を柔軟に設定することは可能で、国民投票でこれを問うことになる」と発表した。「政府は常に老齢年金の資金繰りが近い将来困難になると予想し、定年を柔軟に設定する提案を拒んできた」と主張している。
 
 一方、障害者保険は赤字を計上した。兵役保障 ( EO/LAPG ) から2005年には出産手当が支払われるようなり、兵役補助金の支給額も引き上げられたことから、兵役保障基金は3億2100万フラン ( 約306億円 ) の赤字となっていると、老齢年金基金のウーリッヒ・グレーテ会長は指摘している。所得支援基金の赤字は何らかの形で収入を増やさない限り、今後も引き続く。唯一の解決策は、労働者および企業の支払額を引き上げることにあるという。

3本の柱

 スイスの老齢・遺族年金は、定年後の最低生活を保障する、スイスに住む65歳以上の人全員に支払われる年金制度である。1948年から導入され、学生など例外はあるが、18歳以上でスイスに住んでいる人全員が強制加入。国が管理、運営している。
 定年後もこれまでの生活水準を維持できるようにとの目的から、企業年金が1985年より設けられた。運営は民間の保険会社などで、企業と労働者の双方が掛け金を折半している。このほか、個人が任意で貯蓄する「第3の柱」もある。税控除を受けられることや、不動産の担保にも使えるなど政府は貯蓄を促進する政策を敷いている。

swissinfo、外電、佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )


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