
キリスト絵画を的に射撃したスイス議員、辞職

スイスの自由緑の党(GPL/PVL)チューリヒ支部に所属するサニヤ・アメティ氏(32)は9日、党の役職を辞すると発表した。自身のインスタグラムでキリストと聖母マリアを描いた絵画を的に射撃の練習をする写真を投稿し、大きな批判を浴びていた。
swissinfo.chのサイトで配信した記事をメールでお届けするニュースレター、登録(無料)はこちら。
アメティ氏は、射撃練習中のスポーツ用ピストルを構えている写真や、銃痕だらけのマリアとキリスト画の写真を公開していた。
この写真はスイスの大衆紙ブリック外部リンクが7日に報道し、大きな批判が広がった。アメティ氏は同日、X(旧ツイッター)に宗教的な絵画だったことに気づいたためインスタから写真を削除したと投稿し、謝罪した。
アメティ氏は、たまたま手元に美術カタログがあったため射撃の的にしただけで、宗教的な内容であることに注意を払っていなかったと弁明した。
批判を受け、アメティ氏は自由緑の党チューリヒ支部の役職を辞することを決めた。同党本部は9日に声明外部リンクを発表し、「党指導部の見解では、サニヤ・アメティ氏が党員であり続けることは自由緑の党の評判を傷つけることになる。 これ以上の損害を防ぐため、党は除名手続きを直ちに開始するよう要請する」と述べた。
右派・国民党(SVP/UDC)青年部は9日、宗教と礼拝の自由を侵害したとして、アメティ氏を刑事告発したと発表した。 コロナ懐疑運動「マス・フォル!」のニコラ・リモルディ代表も同氏を告発する構えを見せている。
英語からのDeepL翻訳:ムートゥ朋子

JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。