スイス政府 WTOに鉄鋼セーフガード紛争解決パネル設置要請
スイス政府は24日、米の鉄鋼製品緊急輸入制限(セーフガード)措置に対しWTO紛争解決手続きに基づくパネル設置要請を行った。
世界貿易機関(WTO)は24日、米政府が3月に発動した鉄鋼製品緊急輸入制限措置(関税30%)がWTO 協定違反だとするスイス、ノルウェー、中国の紛争解決小委員会(パネル)設置要請を受諾した。Didier Chambovey・WTOスイス副永久代表は「スイスが主要貿易相手国の発動したセーフガードに対してWTOに紛争解決小委員会の設置を要請するのは初めてだ。米の措置は明白なWTO 協定違反で、スイスの鉄鋼製品輸出(3000万スイスフラン/年)に重大な影響を及ぼすものだ。」とswissinfoに語った。
Chambovey代表は、WTOパネルは欧州連合(EU)、日本、韓国などからの同様な提訴もまとめて処理することになるという。「紛争解決パネルは審査に15ヵ月ほどかけると思われる。それまでは、スイスは米国の措置に甘んじた輸出を続けるしかない。」と、Chambovey代表はいう。
スイス政府は、WTOが対象としていないものに限定して米国製品に関税をかける報復措置を検討している。
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