チューリヒ空港、コロナ抗原検査も可能に
チューリヒ空港を出発する飛行機の乗客は1日から、新型コロナウイルスのPCR検査に加え、抗原検査も利用できるようになった。
このコンテンツは 2021/03/01 10:00
検査センターの営業時間も2時間早め、午前4時~午後8時とする。検査センターはターミナル2にある他のサイトへ。
抗原検査は鼻腔咽頭のぬぐい液を調べる形式のもので80フラン(約9400円)。15~20分で結果が分かる。同センターでは唾液を使ったPCR検査を195フラン(約2万2800円)で受けられるが、サンプルを外部のラボに送付するため、結果が分かるまでに5時間かかる。
検査を受けられるのは症状がなく、陰性証明が必要な人という。
検査センターは、スイスポートの子会社チェックポートとスイスのスタートアップ企業エンダー・ダイアグノスティクスが運営。親会社のスイスポートによると、入国時に陰性証明を義務付ける国が増えたため、サービスを拡充した。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、スイスの国際線旅客数は2019年の4200万人から昨年は1650万人と72%減少した。現在、多くの国では入国時に陰性証明書の提出が必須となっている。スイスでも2月8日以降、入国者には陰性証明書の提出を義務付けている。

JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。