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スイス連邦政府は18日、2025年の大阪万国博覧会に出展すると発表した。スイスパビリオンの予算を1760万フラン(約22億4千万円)と計上し、議会に提出した。
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出展を決めたのは12日で、今後連邦議会の承認を受ける必要がある。出展予算のうち440万フランはスポンサー企業からの出資を見込んでいる。2020年のドバイ万博の予算は1500万フランだった。
大阪万博は25年4月13日~10月13日開催。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、150カ国から2800万人の来場者を見込む。
政府の声明外部リンクによると、スイスパビリオンではスイスの強いイノベーション力が経済成長や持続的な開発にいかに貢献しているかをアピールする。健康や食品、サステナビリティー(持続可能性)、気候、エネルギー、ロボティクス、人工知能(AI)といった分野に焦点を当てる。
万博への参加により教育や研究、イノベーションの分野に関わる人々が新型コロナウイルス禍で細った世界的なネットワークを築き直すのも後押しする。
(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)
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