ロジャー・フェデラーはグランドスラム20勝、トーナメント100勝を挙げた
© Keystone / Peter Klaunzer
男子テニスのロジャー・フェデラー(41)が15日、引退を自身のSNS上で発表した。来週ロンドンで開かれるレーバー・カップが最後のATP大会出場となる。
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フェデラーは24年間で1500試合超に出場。四大大会では通算20勝を挙げた。
フェデラーはSNSに投稿した動画の中で「テニスは、自分が夢見た以上に私を寛大に扱ってくれた。キャリアを終える時が来たことを認識しなければならない」と語った。
フェデラーは過去3年間、ひざの故障と手術に苦しんだと振り返り、「競技者として完全な状態に戻るため懸命に努力してきた一方で、自分の身体の能力と限界は分かっている」と語った。
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フェデラーは3分間の動画の中で、ファンやこれまで競い合ってきた選手たちに感謝の気持ちを伝えた。
フェデラーは「テニスへの愛が目覚めたのは、故郷バーゼルでボールボーイをしていたときだ。その若きボールボーイの夢を実現させてくれた世界中の皆さんに、心から感謝したい。 最後に、テニスというゲームを愛している。これからも決して離れることはない」と語った。
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コート上で
フェデラーは1981年、スイス北部のバーゼルで生まれた。世界ランキング1位最長連続記録(237週)、トップ10入り18年以上(36歳のときには最年長で1位)の記録を持つ。
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フェデラー、最年長で世界ランク1位に返り咲き
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男子テニスのロジャー・フェデラー選手が16日、ABNアムロ世界テニストーナメント(オランダ・ロッテルダム)で準決勝進出を決めた。これにより、フェデラーは世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、最年長の36歳で再び世界王者に返り咲いた。
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また、四大大会ではテニス史上最多勝利を挙げ(369勝)、決勝戦に最も多く進んだ選手(31回)でもある。
フェデラーはゲームプレーでも賞賛を集める選手だ。過去最高の才能を持つ選手と言われ、無駄のない優雅なプレースタイルは後進の憧れとなった。
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ロジャー・フェデラーにまつわるトリビア
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コートの外で
フェデラーはここ数年、コート外での活動にも力を入れている。昨年9月に上場したスイスのスポーツアパレルメーカーOnに投資したほか、新型コロナウイルス感染症の大流行で落ち込む観光業を支援するため、スイス観光局のアンバサダーにも就任した。
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ロジャー・フェデラー、スイスの公式ブランドアンバサダーに就任
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スイス観光の公式ブランドアンバサダーに、男子テニスのロジャー・フェデラー選手が就任した。新型コロナウイルスのパンデミックによって大打撃を受けた母国観光業界のプロモーション活動を後押しする。
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フェデラーは就任発表時、「五輪や団体戦に限らず、自分は常にスイスの代表だと感じていた」と語った。
「ツアーに参加してきた22年間、このような活動を続けてこられたことをとても誇りに思う。常にスイスの大使のような気持ちでいたので、これは理にかなったステップだ」
フェデラーはユニクロのグローバルブランドアンバサダーも務める。
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スイス・バーゼル出身の世界的テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー選手のスポンサーに日本企業として初めてユニクロが加わった。地元スイスではユニクロの店舗がないためブランド知名度は低く、フェデラーのイメージアップにつながるかどうかは評価が分かれる。一部ではユニクロのスイス進出を期待する声も上がる。
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ユニクロのスイス上陸の可能性は、フェデラーとの契約発表当初から国内各紙で取りざたされてきた。ただ現時点では国内に店舗はない。
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フェデラーは18年前に財団を設立。アフリカ南部やスイスの教育プロジェクトを支援している。 フェデラーの母親は南アフリカ出身で、フェデラーはスイスと南アフリカの両方の国籍を持つ。
米経済誌フォーブスは8月、フェデラーを世界で最も稼いだテニスプレーヤーに選んだ。14カ月近く試合から遠ざかっているにもかかわらず、ランキングトップは17年連続となった。
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英語からの翻訳・宇田薫
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