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スイス航空管制システムに障害 航空機の離発着が一時停止

Zurich Airport
© Keystone / Christian Merz

スイスで15日早朝、航空管制システムに技術的な障害が発生し、チューリヒおよびジュネーブなど国内空港での航空機の離発着が一時停止した。スイスの航空交通管理機関「スカイガイド」によると、現地時間午前8時半に運航を再開した。

スカイガイドは声明で、「今朝早くに技術的な障害が生じたため、安全上の理由からスイスの領空を閉鎖した」と述べた。障害発生から数時間後の午前8時30分に閉鎖は解除され、チューリヒ・ジュネーブ両空港の離着陸も再開したと発表した。ただシステム障害の詳細は公表していない。

チューリヒ空港は9時半時点で定員の75%で運航を再開している。搭乗予定の乗客に対し、空港に出発する前に航空会社が提供する情報を確認するよう勧めている。

ジュネーブ空港はツイッター外部リンク上で、午前8時30分から徐々に運航を再開していると発表した。影響を受けた乗客は、航空会社に連絡して詳細を確認するよう勧めている。

スイス・インターナショナル・エアラインズ(SWISS)によると、到着予定だった長距離便はミラノ、リヨン、ウィーンなど近隣諸国の空港に迂回した。

(英語からの翻訳・大野瑠衣子)

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