
ハイジの資料、ユネスコ「世界の記憶」に登録

世界的に重要な記録物の保存を目的とした国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に、スイス人作家ヨハンナ・シュピリとハイジに関する資料が国際登録された。
登録されたのは、チューリヒ大学付属のスイス青少年メディア研究所(ISJM外部リンク)が管理する「ヨハンナ・シュピリ・アーカイブ」と、ハイジ関連プロジェクトを推進するハイディゼウム外部リンクの「ハイジ・アーカイブ」。チューリヒ大学が申請し、ユネスコ執行委員会がリストへの登録を認めた。
同大学はプレスリリース外部リンクで「両コレクションの普遍的な重要性が認められた。今後もこれらのコレクションの学術研究の推進を図る」と述べた。
スイス人作家ヨハンナ・シュピリの物語「ハイジ」は1世紀以上にわたり、スイスの重要な文化遺産として、世界中の芸術および大衆文化に影響を与えてきた。両アーカイブには、未発表の原稿や手紙、物語の挿絵など、貴重なオリジナル資料が保存されている。
ヨハンナ・シュピリ・アーカイブはチューリヒにあるISJMの図書館で一般公開されている。
ユネスコの「世界の記憶」プログラムは1992年に設立された。世界的に重要な歴史的記録物を保存し、自由なアクセスの確保や記録物の重要性に対する認識を高めることを目的としている。
英語からの翻訳:大野瑠衣子

おすすめの記事
スイスのハイジが「日本のハイジ」になるまで

JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。