機械で鋳造された金貨の直径はわずか2.96ミリメートル
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スイスの連邦造幣局が発行した25サンチームの記念金貨が世界最小だとしてギネス世界記録に認定された。また、スイスで流通している10サンチーム硬貨も最古のデザインとして世界記録を保持する。
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スイス連邦造幣局は13日、同局が発行した25サンチーム(約30円)の金貨がギネス世界記録により世界最小の記念硬貨として認定されたと発表した外部リンク。
この25サンチーム金貨は、機械加工で昨年発行されたもの。直径2.96ミリメートルで、重さ0.063グラム。
同局はデザインについて「表面は、アルバート・アインシュタインの決意と忍耐からインスピレーションを得た。2020と共にアインシュタインが舌を出しているという有名なイメージが特徴となっている」とした。また「裏面は、HELVETIA(ローマ時代のスイスの呼び名)とスイスの(国章の)十字架に額面価格クォーター・フラン(25サンチーム)が刻まれている」と説明する。
ギネス世界記録公式認定証
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画像は肉眼では識別できないほど小さいため、造幣局は拡大レンズとライトを備えたパッケージにして販売した。999枚限定の金貨は、販売開始後すぐに売り切れた。
140年以上前のデザイン
スイスで現在も流通している10サンチームの硬貨も、世界記録に登録された。同硬貨のデザインはカール・シュベンツァーによって1879年にデザインされたもので、それ以降、製造年を除いて両面のデザインは変わっていない。
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1879年に鋳造された10サンチーム硬貨は、現在でも法定通貨だ
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