スイスはトランスジェンダー、ノンバイナリー、ジェンダー・フルイドであると自認する人の割合が30カ国中で最も高いことが、調査で分かった。
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調査は多国籍市場調査コンサルティング会社イプソス(本社・パリ)が今年2月17日から3月3日にかけ、30カ国の16~74歳の2万2514人を対象に行った。スイスでは約500人が参加した。
スイスの回答者の6%が、身体的性と性自認が異なるトランスジェンダー、性自認に「男性」「女性」の枠組みをあてはめないノンバイナリー、性自認が流動的に動くジェンダー・フルイド、あるいは男性・女性以外だと認識していると答えた。この数字は調査対象国で最も高く、タイの5%、イタリア、スウェーデン、ドイツ、スペインの4%を上回った。
LGBT+の人全体の割合は、スイスは13%で3位だった。
スイスでは、トランスジェンダーの人たちが、深刻な、あるいはかなりの程度の差別を受けていると考える人は45%にとどまった。これは、調査対象国の中で最も低い。
スイスでは2022年1月から、戸籍上の性別・名前変更手続きが容易になった。トランスジェンダーやインターセックスの人たちが性別変更する際、裁判所へ出頭する必要がなくなり、役場で煩わしい手続きなしでファーストネーム・性別を変更できるようになった。医師の診察やその他の前提条件もなくなった。
英語からの翻訳・宇田薫
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